「もはや戦後ではない」という言葉が

流行したのが1956年。戦後11年目。

この言葉は「経済白書」に書かれて

あった言葉です。

データ的な裏付けとして1955年から

輸出が伸びたこと。

自動車、鉄鋼、合成樹脂、合成繊維などの

技術革新が進んだことがあげられます。

自動車の普及台数、普及率を見ても

1950年代後半から急速に広まって

います。

今の中国、これからのインドが当時の

日本を彷彿させます。

この1956年から高度経済成長が

はじまるわけです。

この当時のデータを見ますと、

二輪車製造会社の数が80社を

越えています。(現在は4社)

参入しやすく、マーケットが異常に広

がっていた時代だとわかります。

顧問のご依頼いただく会社も戦後に設立

された会社が多く、当時のお話しを

お聞きすると、創業者の意気込み、

苦悩、興奮を感じます。

夢を持ち、開拓精神で進んでいった

この時代の経営者が現在の日本の

豊かさの基礎をつくったと言えます。