1頭、2頭のような言葉を

数える対象を分類するのに

使われるという意味で、

【助数詞】と呼ばれています。

1本、2本、3本という数え方は

鉛筆とかストローとか細長い物。

たとえば、試験管も1本、2本と

呼びますが、この形が横に

広がりビーカーになると

1個、2個と数えるように変化します。

ビーカーがつぶれて皿になると、

1枚、2枚。

このように助数詞は対象物によって

変化します。

しかし、1本と1個と1枚の区別を

人間がどこでしているかは、

はっきりしない。

しかし、助数詞の変化は、

人が対象物をどの大きさ、視野、範囲で

見ているのかに基準があります。

この感覚を磨くことはマーケティングで有効です。

提供側の【くくり】と購入側から見えている

【くくり】が同じになることが購入の基準に

なるからです。

1滴、2滴、3滴。

1束、2束、3束。

今日から【助数詞】に着目してみましょう。

【参考】

養老孟司ガクモンの壁 (日経ビジネス人文庫)

3-言葉の中に過去の文化が見える

言葉の文化人類学とは-養老孟司×井上京子 P62