「できる限りのことは、やってます!」

「時間がかかるんです。成果が出るまでには」

と力説するリーダーほど、なぜか実行力が乏しい。

なぜでしょうか。

先日も、力説タイプのリーダーがいたので

過去のことから事実だけを確認していきました。

【過去の売上げ推移】

【行動の事実】

を10年程度の時間軸で追っていったのです。

ようするに、

【売上げ増加】時にどんな行動をとったのか?

【売上げ横ばい】時にどんな判断をしたのか?

【売上げ減少】局面では、どこまで行動したのか?

ということを事実に基づいてヒアリングしていきました。

やはり、わかったことは、

【どんな局面でも、行動が同じだった】

ということです。

 様々な判断をしてはいると思いますが、

実行までたどりつけない。

〈恐怖心〉と〈責任逃れ〉

が入り交じった状態なのです。

だから、「できる限りのことは・・・」とか

「時間がかかるんです・・・」という言葉になって

あらわれてしまうのです。

 こうしたときは、

恐怖心を取り払いつつ、責任を負ってもらうわけですが、

かけひきの上手な方が多いので、

【事実を確認】しながら

【行動が変わっていない】ことを理解してもらい

【やるか、やらないのか】を決断してもらう

ことになるわけです。

あとは、リーダーの年齢によって、とりかかるまでの

時間が比例するだけ。

こうして、弱気なリーダーの背景を理解しつつ、相手を

変えていく作業は、組織をつくる時には、優先しなければ

ならないことのひとつです。