【fjコンサルタンツ365日Blog:3482投稿目】

仕事

人に仕事が連動している日本

日本は仕事が人についてきます。

この仕事は「◯◯さん担当」ということに

なっていることがあり

・◯◯さんしかできない

・◯◯さんしか知らない

という現象になっているのです。

ポジションに仕事が属する海外

海外では、仕事はポジションに属します

たとえば、営業の仕事であれば

お客様対応は営業担当の誰が行っても

いいようにしています。

お客様対応は営業全員の仕事だからです。

このお客様は営業のAさんしか対応しない

という取り決めはなく、誰が対応しても

よい状態をつくっているのです。

情報をオープンにしている

ということは、お客様との商談内容などの

情報は社内(部署)でオープンにされています。

そうでなければ、ポジション(例:営業部署)

仕事をこなせないからです。

こうした考えで仕事をしているメリットが

あります。

有給休暇取得率が高い理由とは

ヨーロッパの国は有給休暇取得率が高いです。

ほぼ100%といってもいいでしょう。

これは仕事が属人化していないからです。

ポジションに仕事がひもづき、1人が休んでも

仕事がまわるようになっているのです。

2週間、3週間、1ヶ月の休暇が取れるのも

こうした仕事観で運営しているからこそ

実現できるのです。

日本ではどうでしょうか。

各営業担当のお客様情報がオープンに

なっている会社の方が少ないのでは

ないでしょうか。

これでは、有給休暇を取得することは

できません。

1人が欠けるだけで仕事がまわらなく

なるからです。

これは営業部署に限った話ではありません。

他の部署でも頻繁に起こっています。

部署で仕事をまわる感覚を養う

働き方改革が日本で提唱されていますが

単なる残業を減らしたり、有給休暇取得率を

上げるだけでは根本的には変わらないと

感じます。

仕事の感覚を変える必要を感じます。

仕事の内容が個人に属するのではなく

ポジションや部署に属するように

していくことです。

この感覚に変えていくのは時間が

かかると予想しています。

仕事を手放さない人が多いと

感じるからです。

自分しかできない、というところに

価値を置きすぎています。

本当に自分しかできない仕事が

あるならば仕事がその人に殺到している

はずです。

そんなことは普通に起こらないように

仕組み化されているはずです。

価値観の転換を迫られている

こうした価値観の転換が迫られているのを

ヒシヒシと感じます。

この価値観の転換にどこまで社内の人を

巻き込めるかがポイントになります。

転換点になると思います。