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仕事

ストレスチェックとメンタルヘルス

ストレスチェックが50人以上の事業場に

義務付けられてから3年以上が経ちました。

ストレスチェックの普及は感じられます。

ただ、チェックを実施するだけに終わっている

企業もあると感じます。

そもそもメンタルヘルスというのは

10年ほど前からクローズアップされて

きました。

歴史は長いですが取り上げられるように

なったのは10年程度前からなのです。

ちょうど2008年秋からリーマンショック

始まり数年間不況が続いたのも大きな

要因だと思います。

ただ特効薬のような施策はまだ出てないように

感じています。

ストレスとは何?

ストレスという言葉は日常会話の中でも

普通に使われるようになっています。

そのストレスという言葉はそもそも

何なのでしょうか?

ストレスとはもともと物理化学の

用語です。

「物体に刺激を加えた時に

その物体の内部にできる変化のこと」

を指しています。

ストレスとは

人間の場合はどうなるのでしょうか。

外部からの刺激には3種類あると

言われています。

①生理的刺激(お腹がすいたなど)

②物理化学的刺激(暑い、寒いなど)

③社会心理的刺激(人間関係、状況変化など)

の3種類が外部刺激としてあると

いわれているのです。

その中でやっかいなのが

③社会心理的刺激

なのです。

刺激ストレッサーのパターン

この社会心理的刺激だけは自分で

解決へ導くことが困難なのです。

解決できないので刺激を排除できず

この刺激を単に受け入れるしかない

のが現実です。

ここが人間にとって大きなストレスと

なるということ。

仕事のストレス軽減とは?

仕事におけるストレスに代表的なものは

・仕事量が多い

・仕事の負荷が大きい

・仕事のコントロール度が少ない

・上司の支援がえられない

・相談相手がいない

等となっています。

これらを

・仕事の環境で改善

するのか

・個人で軽減

するのかにかかっています。

リーダーや経営者は「職場環境改善」が

効果的です。

予想外に効果がないのが

・管理監督者教育

です。

効果が少ないという結果データが

公表されています。

管理監督者教育もしなければなりませんが

それだけでは不十分だということです。

現場に任せていても改善しないのです。

それを職場環境改善という取り組みで

改良していくことです。

職場環境改善の取り組み

職場環境改善の取り組みも

・経営者層が主導する

・リーダーが率先する

・外部専門家に依頼する

・参加型で改善する

という4つのプロセスがあります。

この中でおすすめなのが

・参加型

です。

職場の方が参加しながら職場環境を

改善していくことです。

仕事量の不公平があれば、まずは

仕事量の可視化から行います。

見える化されれば仕事の割り振りの

仕組みを変えることができます。

こうした取り組みを地道に進めて

いくことがストレス軽減には

大きな効果があるということです。

形だけでなく根本から解決できる

仕組みを社内につくっていくことだと

感じます。