最近の議論のひとつに

「仕事とプライベートをどのように分けたら

いいのでしょうか」

という課題があります。

これは、ネットサービス facebookやtwitterなどの

「ソーシャルネットワーク」を会社で活用しようと

する時に課題点として浮き彫りになります。

もともと普及していたmixiなどは、プライベートのもの

として理解している人も多く、プライベート名称でも

使用可能でした。

しかし、facebookが実名主義を取り、透明性を

打ち出したので風向きが大きく変わったのです。

参加する人の年齢層も40代以上が増加。

透明性が高いということは、facebook自体が

【身分証明書】

にもなり得るわけです。

【個人】の身分証明でもあり

【企業】の身分証明でもあるわけです。

そのため、facebook自体が企業にとっても

有効なツールになっていくのです。

最初にホームページが普及したときと同じように

企業の信用性を測るツールになっていくのです。

取引をするとき

求人募集するとき

集客するとき

告知するとき

すべてにはずせなくなるのです。

ただ、facebook上では、個人が基点。

人間関係をベースに構築されています。

人が関わるコミュニケーションすべてを網羅して

いるため

【仕事】と【プライベート】の境界線が消失

してしまうのです。

ソーシャルネットワーク上は

どこからが【プライベート】で

どこまでが【仕事】ということが

分けられないのです。

ここで企業としては、方針を打ち出すことが

必要になってきます。

全社員への教育です。

「ソーシャルメディアポリシー」と呼ばれる内容です。

概要は、

◇ネット上では【言動】があらゆる角度から

見られ、判断されていること。

◇ネット上に発言したものは【削除できない】こと。

などで個人の【責任】と【良識】を促すものとなっています。

結論としては、

【仕事】と【プライベート】を分ける議論ではなくて

もともと「分けることができない」ことを前提として

考えるべき事項なのですね。

facebookやtwitterに投稿する時間帯も気をつけたい

ところです。

就業時間中にプライベートのことを投稿していれば、

「あの会社大丈夫ですか?」

と思う人もいる、ということを理解しておくことですね。

世の中が高度に発展すればするほど、この手の

課題は出てくる可能性が高いです。

どこまで対応できるかが、企業のレベルになりそうです。