ビジネスでは、新規取引先、新規顧客と

取引を開始するときに、与信調査を

行うことが慣例です。

では、どこまでそれを調べればいいのでしょうか。

最近では、リサーチツールが数多くあるので

選択しなければなりません。

通常、

帝国データバンク

商工リサーチ

などで企業情報は取得していると思います。

他にも、

【相手先のWEB】

を見ていると思います。

特に注意してリサーチしたいのが

1)代表者の写真

が掲載されているのか、ということ。

代表者の情報が少ない場合は、

なんらかの理由を考えます。

出したくないのか、

出さないのか、

ただ単にWEBに力を入れていないのか。

WEB全体の分量から推測判断します。

上場会社では、代表者の写真がない

企業には投資しないというファンドも

あるくらいです。

(不祥事を起こしやすいそうです)

また、注意してじっくり見るのが

2)採用ページ

です。

リクナビ、毎ナビなどに採用ページを

持っている場合はそちらも確認します。

採用のページには、事実が正確に記されて

いるので企業の公式ページよりも

理解しやすい、という特徴があります。

他に、

1)社長氏名で検索

2)会社評判を検索

3)社長ブログ、社員ブログ検索

4)facebookなどで検索

5)SNSで検索

で知りうる範囲の情報を集めることです。

では、相手の企業をどのように評価すれば

よいのでしょうか。

大きく3つの考え方があります。

1)資産から価値を測定する

2)将来性から価値を測定する

3)似たような企業の価値から推測する

の3つです。

1)の資産から測定する場合は、単純に

資産を売却したらいくらになるのか、

という測定方法です。

2)は、営んでいるビジネス自体の

将来価値を測定する方法です。

今後、いくらの利益を生み続けるビジネスなのか

を測定します。

優良な顧客がいる、顧客リストが多数ある、

営んでいるビジネスに優位性がある、

利益率が高い、などの要因から計算します。

計算方法はDCF(ディスカウント・キャッシュ・フロー)が

有名です。

3)は、似たような企業が他にある場合、その

企業の株価などを参考にして算出する方法です。

以上の観点から点数などをつけて

評価していきます。

今後、取引するのに限度を設けるかどうか、

売り掛け金をいくらまでに設定するのか

など応用できるかと思います。