結果が出るまで架空のこと

企業は結果を出して、はじめて経営が成立します。

結果が出るまでは、あくまでも架空の話し。

そのためには、必要なことは何か?

経営計画を作り、部署ごとに目標管理をして

実行すればいいのでは、

という意見もありますね。

正しいし、まちがってもいません。

ただ、結果が出ない時もありますよね。

困ったものです。

他社で成功した手法を取り入れても

うまくいかない。

立派な経営計画書が完成しても

かけ離れた結果しか出ない。

そんな時は何が不足しているのでしょうか?

見直す方法

こんな時に、見直す方法論があります。

次の順番で現状を検証し改善することなのです。

1)安心関係、信頼関係があるのか?

会社と社員、リーダーとメンバーの関係が

安心できる間柄なのか?

絶対的な信頼関係かあるのか?

嘘をつかない、裏切らないという関係

になっているのかがベースなのです。

このベースがなければ、能力を発揮することも命令されたこと実行することもありません。

でも、こんな現場が多いのです。

表面的には仲良く見えても、裏では関係性がうすかったりするのです。

ここは、じっくり話しをしていくのか、わからない時は、プロに判断してもらうしかないかもしれません。

2)思考の方向性と情報収集から分析、戦略を立てられるのか?

簡単に言えば、

【他社より、突き詰めて考えること】

になります。

ひとりひとりが考える量の総和がその会社のレベルを決めます。

思考は、

◇外部からの質問

◇自問自答

によって活性化されていくものです。

子どもみたいに見えるかもしれませんね。

どうして?、なぜ?、その先は?、もともとは?

と考える習慣が定着させることも企業の教育のひとつです。

3)行動効率、徹底度、行動の深さ

関係が深くなり、思考することが習慣化されれば、残るは【実行】するのみ。

どこまで徹底できるか

やりとげるのか

工夫改善できるのか

の2点だけ。

関係性があれば、やりとげられます。

思考が深ければ、自立的に工夫改善できるようになっているのです。

4)高いレベルの結果

1)~3)のプロセスから、ようやく高いレベルの結果になります。

順番を間違えるとまったく機能しないので注意が必要ですね。

あわてないで、と言うことが多いですが理由はここにあります。

これらの順番で見なおせば、必ず自分たちに不足している部分が見えてきます。

【出典】

ダニエル・キム

「成長の循環モデル」

1)関係の質 2)思考の質 3)行動の質 4)結果の質

1)→2)→3)→4)→1)で循環するモデル