日本航空株式会社の会見が

先日ありました。

2年で再生しているようです。

会見で印象的だったのが

「フィロソフィーと部門別採算で」

という言葉。

2年前に稲盛和夫氏が就任してから

毎日のようにリーダークラスに

フィロソフィー

を語ったそうです。

企業としてのありかた

人としてのありかた

など、ごくごくまっとうなことを

繰り返し繰り返し確認していったのでしょう。

顧客を見ず、社内闘争にあけくれていた

人たちを方向転換するためにも必要な

プロセスだったにちがいありません。

コスト意識も、小グループに区切って

採算を計算すれば明確に見えるように

なります。

高コスト体質という意識が薄れたいた

組織に、コスト感覚を養うために誰でも

わかる、理解できる仕組みなのです。

こうやって書いてみても

フィロソフィーと部門別採算

という基本を忠実に浸透させることだけで

再生軌道に乗って行くわけです。

今後は、このベースの上に成長戦略が

必要だと思われます。

そこは、注目すべき内容です。

新しい機体の発注もし、競合他社にも

追随しています。

単なる安売りだけでは成長軌道には

なりませんので、次の一手が今後の

方向を大きく左右するでしょう。

下記はサンヨーの洗濯機部門が

ハイアール社のアクアブランドとして

再出発した広告です。

 大企業であっても変化しなければならない

時代ということを感じます。