「投資は透視です」

と経済予測の著者の言葉が目にとまりました。

ビジネスにおいて考えてみると、投資は

・将来の透視

・ニーズ(心理)の透視

・人財の透視

などでしょう。

この透視する力に企業経営の力点が存在します。

透視力のない会社は、目先の改善をしても

将来は先細り。

見えにくいもの、見えないものを見る力を養うことが

ビジネスを広げる力になるわけです。

トヨタ自動車では、

「売れないものをつくるのは犯罪です」

という言葉があるそうです。

売れるものを透視するために、年間1兆円という

開発費を投資し続けているのでしょう。

売上の約2%を開発費に投資しているわけで

売上10億円の会社であれば年間2,000万円の開発費、

売上20億円の会社で年間4,000万円、

売上30億円で6,000万円となります。

そう考えると、いかに大きな労力をかけているか

わかると思います。

会社の規模に関わらず、透視のための投資は必要、

ということです。