【fjコンサルタンツ365日Blog:3356投稿目】

人には

『メタ認知(能力)』

があります。

メタ認知能力とは、

・自分自身を客観的に把握し認知する

ことです。

人は他人のことを把握する能力は高く

他人のことを認知することは得意です。

例外はありません。

しかし、自分のこととなると能力差が

激しいです。

一般に、頭の回転が速いと言われる人でも

このメタ認知能力には差があるのです。

どうしてなのでしょうか。

これは、自分自身を見つめる時には

「フィルター」がかかりやすいからです。

フィルターが薄い人と、厚い人がいると

考えればわかりやすいでしょう。

フィルターが厚い人は自分を客観視できないのです。

たとえば社内で

「なぜ、あの人はあんなに偉そうなんですか」

と言われている人を想像すれば理解できるのでは

ないでしょうか。

会議の場などで、自分の能力を見せつけるために

発言したり、自分の実績を理解せず発言している

ことがあるのです。

こうした人は自分の結果や実績に対しても客観視が

できないため、自己評価が高い傾向にあるのです。

そのため、なかなか結果が出せず、まわりからの

信頼も薄いという現実があります。

逆に、仕事で結果を出す人はこのメタ認知能力が

高いと言われます。

自分の実力や結果に対して、距離を置いて見ているのです。

「これくらいでは、まだまだだな」

「この点が弱いところだ」

と冷静に自己評価ができる人です。

メタ認知能力によって成長が加速する、ということ

です。

こうしたメタ認知能力の訓練によって人は

可能性を広げていくのです。