2050年の未来像わかりますか

Posted by 藤原毅芳 fujiwara takeyoshi | ビジネスキーワード,統計データを定点観測 | 土曜日 30 6月 2018 7:09 AM

【fjコンサルタンツ365日Blog:3475投稿目】

国土交通白書より

平成29年度国土交通白書が公開されました。

その中から情報をピックアップしてみます。

 

社会経済状況

とりまく社会経済状況は下記が取り上げられて

います。

1)少子高齢化社会、人口減少

2)経済成長率の鈍化

3)科学技術の大きな進展

人口問題は「静かなる有事」と呼ばれ徐々に

進んでいながら深いダメージが出てくると

思います。

科学技術が進展しているのに経済成長率が

鈍化している現状は冷静に見る必要があるでしょう。

 

直面する課題

直面する課題は下記4点がピックアップされて

いました。

1)切迫する巨大地震、激甚化する気象災害等

2)加速するインフラ老朽化

3)地方の疲弊

4)財政状況

 

課題は「将来のリスク」です。

天災をはじめ、インフラ老朽化は疲弊している地方には

大きな負担だと感じます。

地方財政にも大きなダメージを与えるリスクが

あるのです。

 

イノベーション

景気の波と、景気を支えたイノベーションが

図示されています。

イノベーション

今後は

・ナノテクノロジー

・ライフサイエンス

・ICT

・ビッグデータ

・ロボティクス

・人工知能

が景気を支えると予測されているのです。

 

特別新しい項目はなく、今まで当ブログでも

取り上げてきた内容です。

 

国土交通省の政策

直面する課題を解決するための国土交通省の

政策は下記になります。

 

1)生産性革命プロジェクト

国土交通省生産性革命プロジェクト

2)国土交通省技術基本計画

新たな計画は3つ

A)人を主役としたIoT、AI、ビッグデータの活用

B)社会経済的課題への対応

C)好循環を実現する技術政策の推進

です。

 

イノベーションに関する取り組み

イノベーションに関する取り組みとして

1)i-Constructionの推進

があがっています。

 

i-Constructionとは、建設業界の生産性を

向上させる取り組みです。

 

目標値は

「2025年までに生産性を2割向上」

させることです。

 

具体的に取り組みとして進められているのが

・3次元測量

・ICT建機による施工

・3次元データ活用

です。

 

CIMの導入

他にもCIMの導入があります。

CIMとは

Construction Information Modeling / Management

の略。

 

CIMモデルとは、

・対象とする構造物等の形状を 3 次元で表現した「3 次元モデル」と

「属性情報」 を組み合わせたもの

になります。

 

地形モデル、構造モデル等を統合した統合モデルになると

下記のように表現されるわけです。

CIMモデル

 

他のイノベーションに関する取り組みは

2)クルマのICT革命

3)物流生産性革命

4)海事生産性革命(i-Shipping&j-Ocean)

となっています。

 

他にも下記項目が将来のために進められています。

・インフラメンテナンス国民会議

・気象ビジネス市場の創出

・交通関連ビッグデータを活用した

新たなまちづくり(スマート・プランニングの推進)

・高速道路を賢く使う料金

・リニア中央新幹線

・シェアリングエコノミーへの対応

・耐火性のある木質部材等

・LNGバンカリング拠点の形成

 

イノベーションの阻害要因

イノベーションを阻害する要因としては

大きく3つあがっています。

 

・能力のある人財不足

・アイデアの不足

・直近の売り上げ利益追求

です。

 

直近の売り上げ利益の追求というのは

裏を返せば「イノベーションのための

資金が不足している」と予想できます。

 

想定される未来とは

2050年を想定した未来像が提示されています。

(「国土の長期展望に関する意識調査」)

 

いくつか取り上げてみると2050年には

・人口都市圏集中

・高齢者等、単身世帯の増加

・シニアが親族以外で集まって住む

ようになると予想されています。

 

シニアが親族以外で集まるという予測は

おもしろいですね。

今後増えるかどうか確認していきたいです。

 

他にも

・モノと人の移動はまだ増加する

と考えられています。

 

情報通信が発達しても移動という行為は

まだまだ広がるというわけです。

 

・コンパクトシティが進む

ことも予測されていますが、今のところ

コンパクトシティへの兆候は見られていません。

 

コンパクトシティという概念だけが先走って

いますが実態はまだ先だと感じます。

 

2020年に向けた取り組み

訪日クルーズ旅客数は2016年で

約200万人

になりました。

 

これを2020年には500万人まで

広げる予定です。

 

東京オリンピックのときは、ホテル不足を

大型客船で数千人分をまかなう案も

出ていますので盛り上がるかもしれません。

 

 

 

 

 

http://www.mlit.go.jp/statistics/file000004.html