【fjコンサルタンツ365日Blog:3537投稿目】

ボイス 意見

正しいことを言えばいいのか

この2年間ぐらいで世の中の雰囲気が

変わりました。

 

その影響が今年は顕著に出ています。

経営の現場では数年前とは比べようのない

状態が出ているのを感じます。

 

たとえば

「正しいことだから発言していいだろう」

的なことがよく起こっています。

 

それ自体は問題ないのですが、言っている人が

自分のことを棚に上げて発言したり、

自分の責務を果たさないのに発言したり、

といった無責任発言っぽいものが増えているのです。

 

世の中が景気が良い状態が続くとゆるくなると

いいますが、こうした面もゆるくなっていくのを

感じます。

 

自分に対して厳しくなるのではなくあまくなる

人が増えいているのです。

みんなで考えようと言っているが自分は動かない

会社の問題点を出すことはとても評価される

べきことです。

 

しかし、問題提起だけで

「あとはよろしく・・・」

「あとはリーダーが何とかしてください」

「あとはみなさんで考えましょう」

的な発言は中途半端だと感じます。

 

他人事のように聞こえるのです。

これでは、せっかくの課題提起も聞く側は

受け止めることができません。

 

問題提起だけでなく自分も動く

問題提起をする人は提起だけでなく

自分もかかわることです。

 

自分も動くことなのです。

これは、会社も規模問わず言われている

ことです。

 

どんなに優秀な人でも言っているだけの

人はいません。

「誰がやるのか」

が仕事では問われているのです。

 

言うだけの人が

「仕事ができる」

と評価されることはないのです。

 

その点を覚えておくことです。

 

自分から動く

人は2人以上になれば依存心が出ます。

そうなると、遠慮してしまうことが

発生してしまいます。

 

「やってくれるだろう」

「自分の仕事ではないし」

といった感覚で仕事を待ってしまうのです。

 

そうではなく、自分から動くことが

これからの時代は大きく評価されていくのです。

 

評論家はいらない、とあるリーダーは

口ぐせのように言っています。

 

こうした文化は会社の変化成長にはとても

大切な部分です。

 

社内に評論家はいらないのです。

 

当事者意識を持つ

会社は誰のものか、という議論がありますが

社員、経営者、株主のものです。

 

その3者がそれぞれ当事者なのです。

社員一人ひとりも当事者であるのは事実です。

 

経営者がなんとかしてくれるだろう

リーダーがなんとかしれくれるだろう

先輩がなんとかしてくれるだろう

という意識は少なければ少ない方がいい。

 

ある時、30代リーダー候補に言ったことがあります。

「あなたの上司があなたの世代のために何かを

してくれるという期待は捨てたほうがいい」

と伝えました。

 

「えっ」

という顔をされたのが印象的でした。

 

そこからスイッチが入ったのです。

30代リーダー候補がリーダーとして振る舞いだしたのです。

 

このように当事者意識のスイッチが入ると

人は大きく成長します。

 

時間がかかることもありますが

そこがポイントなのです。