【fjコンサルタンツ365日Blog:3545投稿目】

ワークマンプラス01

新業態に出店

ワークマンがロードサイド店舗ではなく

新しい業態の店舗をオープンしました。

立川のショッピングモールの中に

カジュアルな店舗を開設。(ららぽーと立川)

「ワークマンプラス」

という店舗名です。

カジュアルな品揃えをした、と報道

しているメディアもありますが実は

店舗の商品9割は既存商品。

ほとんど変わらないということです。

しかし、マネキンを使った展示は

はじめて。

店舗は明るいイメージのつくりになっており

滑り出しは好調のようです。

ワークマンプラス02

ポジションは低価格・機能性

ワークマンの商品は

・低価格

・機能性

に特化されています。

作業着のジャンルからスタートしているので

必然とそうなったのです。

作業着は使えば使うほど消耗するので

安価で丈夫なものが求められていたのです。

そこに最近では

・デザイン性

を付加し美的センスも求めた商品が

ラインナップされています。

ワークマンプラス03

アウトドア用へと転換

丈夫な機能性を持った商品といえば

アパレルではアウトドア用になります。

そこには

・モンベル(日本)

・パタゴニア(米国)

・スノーピーク(日本)

などの大手がビジネスを展開しています。

そこに低価格で機能性を持った商品を

展開するというポジションを広げていく

方針なのです。

価格が全く違うので今のところ競合は

ほとんどありません。

アウトドア業界の大手は

・高価格路線

しかないのが特徴です。

そこに低価格で参入するのでインパクトは

大きいと感じます。

アウトドア業界では調子の良くない会社の

情報が流れています。

そこが一気に傾く恐れも出てきたという

ことです。

どうして新業態へと転換したのか

新業態へと転換するには様々な理由がありますが

そのひとつは顧客自身が創造していることが

あります。

ワークマンの商品で

・雨の日用の工事用ジャンパー

・道路工事用ジャンパー

がバイク通勤に人に受け入れられたことが

ありました。

これが現在では

・(バイク通勤用)防寒スーツ

として提供されています。

使い方は

・顧客が決めている

のです。

しかも、顧客の使い方がSNSなどで広く

拡散されるようになっているのが

最近の流れです。

メーカーや販売側が意図していないところで

商品が広がる可能性があるのです。

特に

・機能性

が優れている商品ほど予想外の展開が

待ち受けています。

興味深い現象です。

商品づくりも予想外の展開までは計画

できません。

しかし、機能性を持たせるという

ポイントは外せない部分だということです。

【出典】

https://www.workman.co.jp/ir_info/pdf/h31/H31_201903_1q.pdf