【fjコンサルタンツ365日Blog:3553投稿目】

 

シニア

100歳以上の方(百寿者)の人数が

・6万5千人

から

・6万9千人超

へ増加しました。

 

毎年増加し続けています。

この数は世界でも有数で米国に次いで

2番目と言われています。

 

では、以前はどの程度の人数だった

のでしょうか。

 

1963年の時、100歳超の人数は

・153人

しかいなかったのです。

 

たった153人です。

この時代では100歳超が珍しいので

メディアで頻繁に取り上げられて

いました。

 

これが55年後に6万7千人まで増えた

ということです。

 

現在メディアでは、日本一の長寿の

方しか出なくなったのは

100歳超の方が約7万人もいるからです。

珍しくなくなったのです。

 

100歳超の人数は

今後も増加は続くと予測されています。

平均年齢も伸びていくと予想されており

平均寿命が100歳を超えることも視野に入れて

おかなければなりません。

 

現在の20代の方は平均寿命が100歳を超えるのでは

ないかとも予測している書籍もあります。

 

というのも、1950年(昭和25年)の時の平均寿命は

・男性59歳

・女性62歳

でしかなかったのです。

 

1950年に20歳だった方は

「60歳で人生が終わるのか」

と考えていたはずです。

 

それが、今の88歳の方です。

同じように考えれば、今の20歳の人が

「人生は80年か」

と考えていると60年後、70年後には

平均寿命が100歳程度になっていても

おかしくはないのです。

 

若い時に予想していた平均寿命より

プラス20年に進行してしまう可能性を

否定できないのです。

 

「生涯現役時代をつくる」宣言が

最近になり首相が

・定年を65歳から70歳へ検討し始めた

・生涯現役時代をつくる

等の発言があります。

 

これは、今後そういった流れをつくる

布石だと感じています。

 

寿命が長くなればなるほど、国は

リスクが増加します。

・医療費

の問題と

・年金

の問題です。

 

これを解消するための方法として

・生涯現役

が提唱されていくのです。

 

この流れ、思ったよりはやく実現され

そうです。

 

数年後には当たり前になるかもしれません。

そうなると

・企業経営

も根本から考え方を変えなければなりません。

 

個人も「人生設計」について考え方を

改めなければならないのです。

 

大きな転換期だと感じるのはそのためです。

100歳超の方が増えた、という報道を聞いて

その先を見通す機会だと感じることです。

 

10年後、20年後にはどのような世の中に

なっているのだろうか。

 

生産年齢人口は減少しているが、65歳以上の方や

70歳以上の就労人口は増えていくのだろうか。

 

外国人就労者は定着し増えるのだろうか。

といった点へとつながるのです。

 

補助線を引いておくという表現がありますが

複数の補助線を未来に向かって描いておくことが

安定した経営や人生へとつながるということです。