【fjコンサルタンツ365日Blog:3564投稿目】

階層

 

組織図のつくりかた

組織をつくる、組織を構築するとは

どんなことをすればいいのでしょうか。

 

特にゼロから組織をつくる場合、

今ある組織を改変する場合、

どこから手をつければいいのでしょうか。

 

また

現在の組織の問題点がどこにあるのか

わからない、麻痺して何も感じない場合

もあります。

 

覚えておいてほしいことは

会社の歴史の長い短いに関わらず組織図の

構築によって大きく組織の稼働が変化

させられるということです。

 

組織図のつくりかたによって、いかようにも

組織効率を上げられるようになるのです。

 

階層を増やすか減らすか

組織には階層があります。

大企業(300人以上)の組織図を見れば

階層が深くまで分かれていることに

気が付きます。

 

第一階層、第二階層、第三階層・・・と枝分かれ

していくのです。

 

そこには、規模のジレンマがあるので

階層を深くしているのです。

 

ひとつの部署の人数が、その部署を統率している

リーダーのキャパを超えてしまうと組織が

崩壊するからです。

 

そのためひとつの部署を小さくしなければ

ならないのです。

 

ただこれがベストだとは言えません。

最近は階層を減らしたフラット型の

組織図も増えています。

 

組織効率を考えた時にスピードは

フラット型の方が速いからです。

 

その理由を理解するには、

第1階層と第2階層の違いを想像できるかが

カギになります。

 

階層がひとつ増えるだけで何が発生する

のかを想像してみることです。

 

階層がひとつ増えるだけで「大きな壁」が

置かれることになります。

 

情報伝達のスピードが階層ごとに落ちる

ことは想像できると思いますがネックに

なるのは、「理解の深さ」が階層ごとに

半分以下になっていくことです。

 

会社の方針、方向性や目標設定が階層ごとに

理解する深さが大きく減少するので

階層が一階層増えるだけで組織稼働率が

一気にわるくなるのです。

 

大企業の組織図を当てはめない

大企業(300人超)の組織図をそのまま

当てはめるのには環境と条件が必要です。

 

そのまま自分たちの組織に当てはめるのは

リスクを伴います。

 

というのも、そのまま組織図を当てはめると

もともと1つの組織としてまとまるはずの

大きさなのに

・理解を得られない

・勝手なことをする

という組織になってしまうということです。

理解量が少ない人の割合が増えてしまうのです。

 

たとえば階層を増やすたびに

・リーダーの人数

が増加し組織の半分近くが役職者になっている

企業もあります。

 

これではフットワークの軽い組織にはならず

逆にフットワークの重い組織へと導いて

しまうのです。

 

そのため組織図の作成は慎重に行う方が

後に楽な経営ができるようになるというものです。

 

その点を考えて組織図を見直していきたいです。