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自動車

全車種販売へ

トヨタが販売網の効率化を計画して

います。

 

2025年をメドにどの系列ディーラーでも

全車種販売に踏み切ります。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO35780290W8A920C1TJ1000/

 

2025年には国内販売の車種は60から30へと

半減させる予定です。

 

商品数も減らしながらどの店舗でも全車種を

扱えるようにします。

 

この流れ(予兆)、当ブログでも2回取り上げています。

 

↓「統合へシフト」2018年4月6日

https://www.businesscreation.jp/2018/04/06/

今年の4月に発表された内容では、1年後をめどに

東京エリアでディーラー統合の店舗を開設する

とのことでした。

 

↓「将来像がここにある」2017年12月8日

https://www.businesscreation.jp/2017/12/08/

昨年12月には、北海道で複数のディーラーが

維持できないために1つの店舗で系列4店舗の

車種が購入できるという事例の内容でした。

 

4つの系列看板がかかったディーラーを

紹介していました。

 

その時は、ディーラー統合は20年後かも、

と予測していましたが実際には8年後を

メドに進むことになりそうです。

 

今後の自動車ディーラー像

商品数を半減し、どの店舗でも全車種を

扱えるということは効率化が一気に進みます。

 

通常だと店舗削減も行われるでしょう。

そこまでは発表していませんが、そうなる

ディーラーも出てくると予想しています。

 

ただ、全国で5000店舗ある強みを活かして

カーシェアを行うと宣言しています。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO35832650X20C18A9TJ1000/

 

カーシェアの伸びが緩やかではなくかなり

速いスピードで進んでいるので後発で

参入するのです。

 

ディーラーは地域独立系資本なので店舗数を

減らすということは強く言えない状況も

あるのではないかと思えます。

 

ディーラーによっては、cafe併設の店舗も

出てきているようです。

 

しかし、カーシェアにしろ、異業種併設にしろ

根本からビジネスモデルを変革しなければ

生き残れないでしょう。

 

人は魅力ある場所に集まってきます。

ネット上、スマホの中も場所だと認識しています。

その場所の奪い合い、シェア争いが起こっているのが

現在の状況なのです。

 

ちょっと嗜好を変えたぐらいでは

人は集まりません。

 

その点が経営者は試されている

 

自動車ディーラーが

・販売するだけ

・メンテンナンスするだけ

の場所からどこに変身できるのかが

問われているということです。

 

カーシェアをはじめても駅前の立地や

住宅地に近い店舗はいいですがそれ以外は

さほど魅力がないかもしれません。

 

インパクトに欠ける内容にしか見えません。

cafeを併設しても、他のcafeより魅力が

なければわざわざ行くこともありません。

 

もっと魅力のあるコンテンツを提供できるかが

カギということです。

 

魅力あるコンテンツが提供できれば人が集まる

場所として再構築できるのです。