【fjコンサルタンツ365日Blog:3604投稿目】

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IoTの商品化がはじまった

エンドユーザー向けIoT商品は

開発段階の発表は多いですが

商品化されたケースはまだ

少ないように感じます。

 

今回、シューズ(靴底)にセンサーを

設置した商品が販売開始になりました。

 

通常だと大人向け商品で数万円する

のが普通です。

 

それが今回は子ども向け商品から

出てきたのです。

 

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子どもの商品から量産化

この商品はスマホと連動しており

どれくらい歩いたかなどの情報だけでなく

走った情報やダッシュした情報が

表示されるようになっています。

 

ゲーム感覚で遊べるようになっており

身体能力を上げるためのトレーニングも

管理できるようになっています。

 

内容を見ると本格的でとても子ども用とは

思えない内容です。

 

量産化の壁を超えるところからしか普及しない

というのも、こうした商品は量産化の

壁が存在しています。

 

大人向け商品だと高額になる傾向があるのは

購入層が少ないため生産ロットが少数に

限られてしまうからです。

 

その点、子ども向けはターゲット層が広く

販売量も期待できるので一気に製造ロットを

増やし、安価に設定できるわけです。

 

今回の商品は3,900円(税抜き)設定に

なっており、全国のイオンで販売が

決まっています。

 

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ターゲット層によってキャズムを超える

新規商品には販売後、普及の谷が存在

しているといわれています。

 

キャズムと呼ばれます。

いいなと感じる商品であっても

なかなか普及しないのはこうした

普及の境界線があるからです。

 

これを乗り越えるために、この商品の

ようにターゲット層を子ども向けに

するのはひとつの方法です。

 

子ども向け商品で一気に普及させれば

部品の単価も下がったり、開発コストも

回収できてしまいます。

 

その後に、大人向け商品を出すことも

可能で更に普及が加速していくわけです。

 

IoTのエンドユーザー向け商品が

このような形で出てくるのは

ユニークだと感じます。

 

ホビー向けから始まったロボットアームメーカー

小型ロボットアームが来年から

法人向け(産業用)に発売されます。

https://www.ufactory.cc/

1万ドル以下を想定しており法人向け(産業用)と

しては破格の安さを目指すようです。

 

このメーカーはいきなり法人向け(産業用)

ではなく、ホビー向けのロボットアームから

参入しました。

 

そこからノウハウを貯めて、ようやく

法人向け商品を出してくるのです。

 

このように開発の壁もターゲット層を

一段階挟むと乗り越えやすくなるのです。

 

いきなり本命のターゲット層に挑むのではなく

間を挟むという手法も覚えておいて損はないと思います。

 

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【参考】

http://www.unlimitiv.com/