【fjコンサルタンツ365日Blog:3607投稿目】

フィルム

 

100万台から10万台まで減少した

その商品は約20年前に発売された。

発売当時も大人気で品薄、店舗では

手に入らなかった記憶があります。

 

当時年間100万台のヒット商品でした。

しかし、5年後には人気は一気に冷めて

販売台数は10万台まで減少したのです。

 

生産継続の決断

しかし、そのメーカーは製造ラインを

1本だけ残して生産し続けました。

 

そこから5年後、今から10年前ごろから

国内ではなくアジア圏で人気が出始め

たのです。

 

再ブームが爆発、1000万台へ突入か

100万台を超えて、2015年にはなんと

500万台

を突破していきました。

 

その後も勢いは衰えず、今期には

1000万台

というところまで見えてきたのです。

 

その商品はインスタントカメラ「チェキ」です。

現在のヒットはアジア圏だけでなく国内の

高校生にも人気です。

 

チェキで撮影した写真をSNSに投稿する

という活用方法が広がっているようです。

 

海外ではアジアの他に欧米でも広がりつつ

あるようです。

 

アナログ回帰の現象

こうしたブームの再熱はデジタルな機器ばかりの

現在では「アナログ回帰」の現象と

みなされています。

 

あとチェキのインスタント写真サイズは

過去のインスタント写真より小さいので

愛着があるのも人気の要因でしょう。

 

インスタントカメラの競合がいない

コダック社がなくなった後、インスタント

カメラのメーカーは富士フィルムが独占

しています。

 

競合が見当たらない状況です。

 

デジタルカメラの方は・・・

ちなみに比較としてデジタルカメラの

販売台数はどうなっているのでしょうか。

 

富士フィルムのデジタルカメラ販売台数は

現在、約100万台といわれています。

 

金額は高額商品になりますが台数だけを

みればチェキの1/10の台数です。

 

デジタルカメラは10年経たないうちに

販売台数が1/10になったということです。

 

フィルムの減少スピードも速かったですが

デジタルカメラの減少も同じような減少

スピードだと感じます。

 

豹変しやすい業界にいながら

富士フィルムという会社は豹変しやすい業界に

いながら好調を保っている稀有な企業です。

 

大手のコダック社が消え去ったことを考えると

残っているだけでも評価されるべき。

 

しかも既存ビジネスの中でヒット商品を持っている

ことは驚きでもあります。

 

経営は異業種への進出(M&A)により急速な

多角化を実現しました。

 

大企業という変化が遅い規模でありながら

一気に変革した経営手腕は今でも注目されている

経営内容だと感じます。