【fjconsultants365日Blog:3678投稿目】〜1日3分、3ヶ月で1冊分の知識転移〜

読書の記録が

大分県の図書館の取り組み。

ユニークな施策があるので

取り上げてみます。

 

まずは読書の記録。

通常図書館カードを利用しますが

ここでは預金通帳のデザインに

なっています。

 

読書の記録が通帳に記載されて

いく仕組みです。

 

これ、イメージ的に

・お金が貯まる

イメージなので、読書が貯まる

と連想させます。

 

読書が資産として貯まっていく

イメージなので読書自体の感覚が

変化していくのではないでしょうか。

 

読書は

・読んでも覚えていない

・頭に入らない

・記憶に残らない

などのイメージを持っている人も

いて、どちらかといえばマイナスの

イメージが強い。

 

それを通帳型の読書の記録にすれば

読書が貯まるというプラスイメージへと

変わっていくと感じます。

 

これ、ビジネスでも応用可能です。

以前、万歩計がタクシーメーターの

デザインになっている商品を見たことが

あります。

 

歩いた歩数を表示するだけの商品が

タクシーメーターの形になっているだけで

歩くことがお金に換算されるイメージへと

変わるのです。

 

ようするに、デザインのチカラによって

イメージを変えてしまう手法です。

 

仕事において応用するとなれば

・顧客向けのポイントカード

もスタンプを押すだけのカードではなく

通帳型のデザインにするのも効果が

大きいでしょう。

 

社内の人事評価でも、他の人への協力を

した人にポイント加算する時に通帳型の

デザインを適用するということもできます。

 

アイデアストアとしての図書館

もうひとつ、この図書館がユニークだと

感じるのは、図書館自体を

・アイデアストア

として定義していることです。

 

図書館を単なる読書の場、調べる場所

ということではなく、アイデアの源泉場所

という位置づけにしているのです。

http://www.ideastore-kitsuki.com/greeting/

 

「図書館改革」を打ち出す、とWEB上でも

明言されており図書館の位置づけ、ポジショニングを

変える作業をしています。

 

具体的には

・知的創造の支援をする

・納税者に満足してもらう図書サービス発信

・「自ら助ける本」をコーディネート

という内容になっています。

 

今後の取り組みに注目ですが図書館の

ポジショニングを再構築することは

評価に値するのではないでしょうか。

 

 

アイデアストアは英国発

もともとアイデアストアという構想は

英国からはじまったようです。

 

ロンドンに新構想図書館としてアイデア

ストアが開設されています。

http://www.ideastore.co.uk/

 

こうした動きを見ながら感じることは

既存のサービス提供だけでは世の中の

変化に追いついていけないということです。

 

図書館のサービスはビジネスでは

ありませんが必要とされなくなったら

図書館が不要になってしまいます。

 

そのため、必要とされる位置づけに

変化させていく取り組みです。

参考にしていきたい部分です。