【fjconsultants365日Blog:3681投稿目】〜1日3分、3ヶ月で1冊分の知識転移〜

ホスピタリティ・コミュニティ

カウチサーフィンという名のコミュニティが

あります。

https://www.couchsurfing.com/

カウチとはソファのことでカウチサーフィン

とは「ソファをサーフィンする」という

意味になります。

 

コミュニティ内の他人の家のソファを無料で

借りる(泊めてもらう)ことを指しています。

 

世界中を網羅したコミュニティになっており

カウチサーフィンしながら世界中をまわる

ことが可能なのです。

 

ベースには相互の信頼関係が構築されており

ホスピタリティ・コミュニティと呼ばれています。

 

サービス自体のスタートは2004年。

現在は200カ国130万人が登録をしています。

 

残念ながら日本では広がりは限られており

5,000人程度の登録になっています。

 

サービスサイトが日本語化されていないのも

原因のひとつだと感じます。

 

現在では、泊まるというサービスだけでなく

・食事だけ

・現地案内だけ

・お茶するだけ

という限定的な内容も提供されるように

なっています。

 

民泊と似ているように感じますが違います。

Airbnbなどの民泊は

・有料

であり、ホストと顔を会わせることもない

ケースがほとんどです。

 

その点、このカウチサーフィンはホストと

コミュニケーションすることが前提になって

いるのです。

 

カウチサーフィンのはじまり

カウチサーフィンのはじまりは些細な

きっかけでした。

 

創始者が格安旅行をする時に(アイスランドへ)

思いついた内容なのです。

 

アイスランドの学生に「泊めてもらえないか」

という提案をメールで送付したのです。(1,500人程度)

 

その時に返信が50人来たのがきっかけなのです。

思いつきと実行から生まれたコミュニティという

わけです。 

 

信用証明はこれ

信用が担保されなければシェアリングは

危険な行為になってしまいます。

 

初めての人の家に泊まるのは慣れている

人であってもハードルがゼロになることは

ありません。

 

このカウチサーフィンでは、登録する時に

プロフィールを記入することになっています。

 

また相互の評価制度もあり、それが公開され

続けるので過去に問題がある人はわかる

仕組みにもなっています。

 

他にも、推薦制度があります。

信用のあるとされる人が、「この人は保証できる」

と推薦していく内容です。

 

このように現在は会ったことがない人の

信用を調べることができるようになってきた

ということ。

 

そんな仕組みが整ったからアイデアが形に

することができるのです。

 

ネットワークがつながっていく世界

人のネットワークが簡単に爆発的に

広がっていく世の中にこの10年間で

なったことを感じます。

 

軽い人間関係が急拡大した、という

ことです。

 

「ほとんど会うことがない人たち」

といったジャンルのネットワークが

数百人単位で増やすことができるように

なったのです。

 

この効果は大きい。

カウチサーフィンのようなコミュニティが

存続しているのを見ると、人間関係構築の

概念が変わってしまったと実感します。

 

こうした軽い人間関係は大切な部分が

あるのを忘れないでいたいです。

 

自分に問題が発生した時に、解決して

くれるきっかけをもたらしてくれるからです。

 

このカウチサーフィンも旅先の宿泊場所を

解決してくれたり、現地の案内という問題も

クリアしてしまうのです。

 

企業はその上で存在意義を見出す必要が

あるということですね。