【fjconsultants365日Blog:3,716投稿目】〜1日3分、3ヶ月で1冊分の知識転移〜

ああ もったいない無形資産に気がつかないなんて

もったいない、ああ もったいない

と無形資産に気がついた人だけが

口にする言葉です。

 

世の中の企業で無形資産に気がついて

いる会社がどの程度あるのでしょうか。

無形資産に気がついていない企業が

同業他社の中で大多数を占めている

ならば今がチャンスです。

 

なぜなら無形資産に気がつくだけで

経営が飛躍するからです。

 

その理由をこれから解説しますが

どちらにしても速く気がつくことで

メリットを享受できます。

 

他社が気がついたらメリットは薄れて

いくだけです。

無形資産とは

無形資産とは「実態のない資産」のことで

・特許

・著作権

・商標権

などをイメージされるのではないでしょうか。

 

実際には、さらに広い範疇で無形資産が

存在しているので興味深いところです。

 

他の無形資産をあげてみます。

高度なスキル(技術)を持った社員が

いれば、それだけでも無形資産になります。

この場合は

・スキル(技術)

人的無形資産になります。

 

ただ人的無形資産は会社に永遠に残るもの

ではありません。

 

高度なスキル(技術)を持った人が

移動してしまったら消滅してしまいます。

 

しかし、高度なスキルをノウハウ化すれば

会社に残ることになります。

 

その時は

ノウハウ(マニュアル)

が会社が所有できる無形資産となります。

 

顧客情報も無形資産

毎日のように接しているお客様の

顧客情報も無形資産に当たります。

 

通販系のビジネスでは顧客情報を

正確に把握することは当たり前ですが

小売や営業パーソンがいるビジネスでは

さほど顧客情報を重要視していない傾向

あります。

ここが「もったいない」部分です。

顧客情報は顧客に接する担当者の頭の中

残されていますが、そのままでは人的無形資産

なので価値が発生しにくい状態です。

 

これを文章という形で会社に残すことで

大きな価値へと転換します。

 

顧客情報が永遠に残るからです。

顧客情報が残れば残るほど、スタッフにも

メリットがあります。

 

顧客の担当変更が発生した場合でも

スムーズに引き継ぎが完了し、顧客に

迷惑をかけることがありません

 

このように顧客情報は貴重な無形資産だと

いえます。

貴重な無形資産だという認識を持つ企業は

今後の飛躍を約束されているといっても

言い過ぎではありません。

 

無形資産に気がつくと経営が変わる

無形資産という視点で経営を振り返ると

まだ宝が眠っていることに気がつきます。

 

財宝が眠っている、と表現したほうが

わかりやすいかもしれません。

 

企業経営はある意味では

「眠れる財宝を探し出す」

作業とも言えるのではないでしょうか。

 

無形資産に気がつくと経営が変わる

というのは本当です。

ある会社では、ベテラン社員の能力

見過ごしていました。

 

ベテラン社員の方が所有していたスキルが

大きな資産だったこともあるのです。

 

そのスキルを社内に展開することで

飛躍したのです。

またある会社では、販売データが貴重な

無形資産だとわかった瞬間もあります。

 

販売データから新たに提供する「サービス」

生み出したこともあるのです。

M&Aは無形資産を手に入れること

今後、経営の選択肢の中で

・M&A

が増加していくのは必至です。

 

M&Aは経営のスピードを加速する選択肢

と捉えられていますがそれだけでは

ありません。

 

M&Aは無形資産を割安で手に入れられる

チャンスでもあるからです。

 

M&Aをする時は、売買金額を決めるために

企業価値評価(デューデリジェンス)

を行います。

 

この時に無形資産の扱いに差が出るのです。

時には、無形資産に大きな価値がつくときも

ありますし、全く評価されないこともあります。

 

ということは、M&Aを行う時に無形資産という

視点で評価すれば、タダに近い金額で無形資産が

手に入ってしまったというケースも出てくるのです。

 

ということは、今後の経営は

・無形資産を見つけられる

・無形資産を評価できる

能力があるとないのでは大きな差がつくと

感じます。