【fjconsultants365日Blog:3,728投稿目】fjコンサルタンツ藤原毅芳 執筆

忙しいだけでは足りない

「ここが大事ですし、あれもやりたいですしこれも直していきたいと思ってます。

思い出しました、まだそれ手をつけてません」

とリーダーにはやることリストが満載。

そのためか「いつも忙しい」人が多いように感じます。

忙しいことは良いことですが、リーダーの場合は忙しいだけで良いとはいえないと感じてます。

というのも、あるリーダーはやることリストのやるべき順番が重要だから。

課題解決の優先順位を間違えているとリーダーとしての責務を果たせないのです。

間違いのない優先順位があってこそリーダーとしての実力が発揮されるわけです。

リーダーがさらに成長するためにも取り組む課題の優先順位の見つけ方を考えていきたいと思います。

目先にとらわれる

「どうしてそこに力を注いでいるの?」

「えっ、ダメですか、でも急ぎですし」

と目先の仕事に追われるリーダーがいます。

今まで出会ったリーダーの方で目先の仕事に追われる人で優秀な結果を出している人を見たことがありません。

結果はあくまでも1年間という期間限定の中で発揮されなければなりません。

リーダーはゴール地点を意識して判断しなければ成績に結びつくことがないのです。

ゴール意識が薄いと、とりあえず目先のことや急務だと感じていることに執着してしまい優先順位を間違えやすいということです。

欠員補充に100%の力を注いでしまう

リーダーの判断で間違いやすい項目に「欠員補充」があります。

人が減ったら成績を出せません、と採用活動に走ってしまうリーダーのことです。

これ、正しいのでしょうか?

いつも疑問を感じますし、疑問を感じるようにしています。

もちろん、欠員が出たら採用活動をスタートしますが、そこに100%の力を注ぐことが問題なのです。

100%の力を採用に注ぐリーダーほど人が減ったことを理由に成績の下方修正をするのも特徴のひとつです。

採用より優先課題とは

あくまでも仕事は結果に向かって仕事をしています。

リーダーの責務は計画を達成することだけです。

となると、欠員が出た時に考えることは、欠員補充ではなく結果を達成する戦術を考えることなのです。

人の補充は結果を達成するための手法のひとつにすぎないということ。

この場合、採用活動もしますが、それだけでは時間的にも間に合わないので、他の戦術を考えることのほうが優先順位が高いのです。

採用より先に解決したこと

あるリーダーはこうした優先順位をしっかり見極めできたことがあります。

欠員が出たのですが採用活動は「急がない」と決めたのです。

急いでも採用した人が結果に寄与するのは来期になることを予想したからです。

そのため、欠員が出たことから発生するマイナス部分を補うために広告の出稿量増加を決めたのです。

今期の結果に間に合わせる戦術を考え優先順位を正確に組んでいったのです。

そのため、そのリーダーの部門は増収を達成したのです。

まとめ:リーダーの優先課題の見つけ方

こうした考えるとリーダーが課題解決の優先順位を考える時に外してならないのは「時間軸」になります。

いつまでの何を達成するのか、という視点から優先順位をつけることです。

この視点を持ち合わせないかぎりリーダーの成長はありえません。

いくら頑張っていてもリーダーの実力を評価できないということ。

その点は厳しいようですが外せないポイントだと思います。