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~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆

足らないのか余分なのか

「足らない」「不足している」と仕事では指摘をすることのほうが
多くなりがち。

足らないことは目につきやすいのでしょう。
特に他人の行動は「足らないことだけ」目についてしまいます。

ある営業ミーティングで他支店について
「あそこのフォローが足りていない。もったいない」
という意見が出ていました。
ただ、その意見を言われた側は、
「わかっているけど・・・・」
と認めない様子。

不足の指摘だけでは話しが進まないのです。
こうした時には、不足だけでなく「余分な部分」も同時に
考えること。

上記の営業ミーティングでは、時間が足らないのでフォロー不足が
出ていたのです。
不足なことをするためには、余分なことを削らないと時間が生み出され
ない。
余分なことを考えて削ることです。

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不足と余分はセットで考える

不足部分を指摘するとき、余分なことも同時に考えるクセを
つけておきたい。
セットで考える習慣にしておくことです。

  • 不足と余分
  • 追加と削減
  • 不足と余剰
  • 欠損と過剰

といった視点で考える。
同時に考える。
合わせて考えるのです。

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不足と過剰という視点

この両面思考は仕事上の課題点を見つけるときにとても有効。
不足という視点だけで考えると過剰になりすぎるからです。

たとえば商品開発、サービス開発。
他社の商品・サービスと比較して
「ウチの商品(サービス)は○○が足らない」
といって複数の他社の内容を盛り込んでしまう。

そうすると他社より優位性のある商品ができあがる。
しかし、機能が過剰すぎて価格が高くなったり、使いこなせなかったり。

結局のところ過剰すぎる商品・サービスができあがるのです。

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足し算と引き算で考える

足し算で考え始めると過剰になりすぎるので引き算していく。
引き算で考え始めた場合は、不足が生じると足し算していく。

プラス(+)がくれば、次はマイナス(−)へ。
交互に考えていくプロセスです。

日本の商品に関しては機能過剰な商品が多いので今後は引き算の
美学が問われると考えています。

音楽(Music)の世界も、日本の楽曲は音の数が多い。
洋楽は引き算の美学で音の数が少ない。
単に時代の流れなのかもしれませんが、どちらかに偏ったものは
反転していくので、音楽もシンプルな音の数へと移行するのでは
ないでしょうか。

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まとめ【引き算思考、足し算思考】

「単機能」でありながら「高額」な商品が売れています。
高級トースターなどはその典型でしょう。

機能は引き算の美学で絞り込むのだが、他にない性能を付加して
高級な商品として販売していく。
顧客は他では得られない高級な体験ができる商品。

【機能引き算、性能足し算】という公式で成立しています。
上手に引き算思考、足し算思考を使いこなしています。

この【引き算思考、足し算思考】で考えれば新しい商品・サービスを
生み出すことは可能。
使いこなしたいところです。