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~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆

営業職の人口は何人?

営業職の仕事をしている人は何人ぐらいいるのでしょうか。
統計データでは販売従事者が800万人台となっています。
その中で純粋に営業の仕事だけをしている人はおそらく
半数の300〜400万人だと思われます。

営業職の人数は今後増えるのでしょうか?減るのでしょうか?
「営業不要論」なんて言葉も見え隠れしています。
さて、どうなるのかを考えていきたいと思います。

営業

営業は人気がない

最初に確認したいこと、それは営業職という仕事の人気。
「営業職」で求人募集をしても人はなかなか集まらない。
それほどイメージがよくない。
わるいといってもいいかもしれない。

中には「○○コーディネーター」などと営業職の名称を変えて
募集している。
そうすると応募があるから不思議な世界。

一般には営業職という仕事は
・厳しい
・ノルマがある
・しんどい
といったイメージがあり、ハードな仕事に見えているらしい。

おそらく新卒者が営業職で内定をもらったらご家族が反対するの
かもしれない。

そういえば、ある会社は事務職で採用した方を時間をかけて
営業職へと誘導しているという話も聞いたことがあります。
それほど営業職の確保に苦労している現実があります。

山脈

営業の仕事はなくなるのか、続くのか

営業の仕事は将来も存在しているのか?
営業不要論は本当なのでしょうか?

結論から言えば、営業職の仕事はなくなりません。
むしろ将来は有望な職種となる可能性があります。

ただ、営業職の人口は減少すると予想されます。
要するに、人工知能AIなどに代替できる部分は置き換わるので
減少するとは思われますが、純粋な対面営業の部分は置き換わらない
のです。
人工知能AIが最も苦手とする「人の気持を察する」ことが対面
営業の仕事だからです。

しかも、営業職は長年継続することができます。
究極のことを言えば、何歳になってもできる仕事のひとつです。
超長期的な視点で考えればメリットの大きい仕事なのです。

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photo by fujiwara takeyoshi

なぜ嫌われるのか

嫌われる理由は、営業職のスキルを習得するのに時間が
かかるでしょう。
20代のとき、歳上のお客様を相手にセールスをすることは
たしかにハードルが高い。
しかし、それを乗り越えると年齢を重ねるほど営業の仕事は
楽になっていくのです。
人脈もできてくるからです。

まちがえてほしくないことは、営業のスキルは
【コミュニケーション】だけ
ではありません。
コミュニケーションはスタートラインだけで、最終的には
お客様に決断していただくことになるからです。
その点が誤解されているために営業職のスキルが不明瞭で
もともとの性格や性質がなければできない仕事だと思われています。

まとめ

こうして振り返ってみると営業職の仕事は残存者利益が
大きくなりそうです。
営業職を希望する人が少ないということは希少価値が出てくる
可能性もあります。

人気の職種は人数過多で競争も激しく、価値も薄くなってしまいます。
その点、不人気な営業職はスキルを身に着けてさえすれば有望な
職種だと断言できます。

人生100年の時代こそ超長期的な視野で選択すべき。
そのひとつが営業職だと断言できます。