【fjconsultants365日Blog:3,953投稿目】
~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆

明日から全線再開

台風の影響で長野県のJR特急が一部運休していました。
ようやく明日(10/28)から全線再開。
そのため先日、数年ぶりに高速バスで移動しました。

向かったのはバスタ新宿(新宿バスターミナル)。
http://shinjuku-busterminal.co.jp/

新宿駅の新南口改札を出ると、その建物4階がバスタ新宿に
なります。
バスタ新宿は初めて。
ここを拠点に数多くの路線が出ています。
運行情報を見るとその多彩さがわかります。
http://shinjuku-busterminal.co.jp/operation_busservice/
北海道、沖縄を除く、ほぼすべてのエリアにバスが運行しているのです。

バスタ新宿
バスタ新宿

高速バスの歴史

高速バスの歴史は高速道路無くしては成立しません。

高速道路の開通は、東京オリンピック1964年の前年1963年です。
新幹線開通が東京オリンピックと同じ年の1964年だったので
新幹線より先に開通しています。

ただ、そのときの開通した路線は名神高速道路の一部分(約70km)
だけです。

1960年代に名神高速道路と東名高速道路。
1970年代に中央自動車道。
1980年代に関越自動車道等が
主に開通(全線開通)していったのです。

高速バスも高速道路開通に比例して広がっていったのは事実。
しかし、1970年代のオイルショックでは一時減速した
時期もあったようです。

現在でも根強く高速バスは支持されており、競争は激化しながらも
広がりつつあります。
特に変動制の価格を取り入れるバス会社が出てきてから、安価な
座席が限定ながらも販売されるなど魅力的な部分が増しています。

新幹線と比較すると東京〜大阪間は半分程度の価格だったのが
今では1/3まで下がっている感覚です。

バスタ新宿より新宿駅
バスタ新宿から眺める甲州街道

魅力は価格

あらためてバスに乗車して感じたのは高速バスのメリットは
・低価格
・乗り換えが少ないこと(直行便)
なこと。

デメリットは
・時間がかかること
・予定時刻に到着しない可能性があること
・座席が狭いこと
などです。

ビジネスで利用するには厳しい面もありますが、時間に余裕が
あるとき、レジャーには最適です。

競合先は?

高速バス会社の競争相手は、同業他社ですが、実は
それだけではありません。

LCC(ローコストキャリア)の航空会社が競合として
脅威になっているのです。
特に、移動距離が長くなればなるほど、LCCを選択する人が
増えるのではないでしょうか。

そのため、超長距離の高速バスほど「快適性」をメリットとして
打ち出しています。
しかし、こうした快適性を追求したシートは、価格訴求力が低く
なっているので魅力は半減してしまいます。
ジレンマですね。

まとめ

高速バスは、きめ細かい路線があるので、すべてがLCCと
競争になるわけではありません。

電車で行くには乗り換えが数回必要なエリアでは、乗り換えなしの
高速バスは価格と直行便というメリットが大きく感じます。
今回私もその点を再確認しました。

今後、高速バス業界がどのようなサービスを打ち出してくるのか
進化が楽しみです。