【fjconsultants365日Blog:3,957投稿目】
~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆

アイデアが湧いてくるミーティング

アイデアはビジネスを変容させる源泉です。
思いつきではできません。
アイデアがビジネスに与える影響とは

・販売手法が変わる
・商品サービスの内容が変化する
・顧客の層が徐々に移動する
・売上が増える
・利益が増加する
・イノベーションが起こる
・本業転換が実現する
・経営が革新する

と多岐にわたります。
リーダーや経営者の仕事は、最終的にはアイデアを出すことであり
アイデアが湧いてくるチームをつくることだと感じます。

では、リーダーとしてアイデアが湧いてくるチームをつくるには
どのように行動したらいいのか。
今回はそれを考えてみたいと思います。

考える時間を最初に取る

いきなりミーティングで、アイデアを発表してください、と
順番に発言させることがありますが、これは失敗しやすい。

「わたしも先ほどの意見と同じです」
「同じことを考えていましたが、、、」
とアイデアの数が集まりません。

それを防ぐためにもミーティングが開始してから一旦時間を
つくることです。
「今からアイデア考えてください」と数分でもいいので時間を
取ることです。

ひとりずつ発表するが

次に発表時に気をつけたいこと。
それは、ひとりずつ発表するが聞く人は絶対に否定しないことです。

アイデアですから実現の難易度が高い内容も出てきます。
これを即座に否定しないこと。

否定してしまうと、その後新しいアイデアが出てきません。
一瞬のうちにミーティングが硬直化してしまいます。
進行する人は必ずココを守らせることです。

山脈

さらにアイデアを広げる人がいる

アイデアを発表するだけで終わるとミーティングの価値は上がらず
もったいないことになります。

こんな時は、発表されたアイデアを展開していく、広げていく
担当がいります。
ベテランスタッフや進行担当の役割であり腕の見せどころでもあります。

「それいいね、それならこんな内容もありかな?」
と深掘りしていくのです。

すぐ実現できるものを分ける

すべてのアイデアが出てきたら、実現に向けて進めていきます。
そのときは、

・実現できる or 実現できない
・すぐできる or 時間がかかる

という軸で分けて優先順位をつけるのです。
そうすれば、今から手をつけられることが明確化されます。

だれがやる、いつまでにやる

そのあとは具体的PDCAに落とし込む。
だれがやるのか、いつまでに取り組むのか決めていくことです。

すべてのアイデアを実行に移す必要はありません。で
きるところから進めることの方が大切なのです。

まとめ

このようにアイデアは数多く出すことからスタートです。
アイデアが数多く出たところで満足してはいけません。

多くのアイデアの中から手をつけられることをゆっくりでも
いいから進めてしまうこと。
これが経営では原則です。
同時並行の原則と呼ばれています。

少しでも進む組織になれば、組織自体が変容します。
こんなに発想が豊かな人財ばかりなのかと再確認すると思います。