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~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆

お金をかけずに・・・を

「お金をかけずに・・・」というフレーズが目に入りました。
そう、このフレーズが今後増えていくのか気になります。

お金をかけずに」というキーワードで検索すると

・お金をかけずに休日を過ごす
・お金を使わない遊び
・(お金をかけずに楽しむ)イベント一覧
・お金をかけずに老後を満喫(TV番組)


といった記事が出てきます。

この「お金をかけずに」という言葉の印象は【節約】とは
違っているように感じます。
そう、節約という言葉だと「我慢する」というニュアンスがありますが
「お金をかけずに」と言うと「楽しむ」というニュアンスに感じるのです。

言葉だけで受け取る印象が違うのを感じます。
おもしろいですね。

お金をかけず時間を過ごすパターンとは

お金をかけずに時間を過ごすにはパターンがあるようです。

①アウトドア(自然に触れる・散歩)
②インドア(映画等)
③公共施設
④料理(調理)
⑤イベント参加(無料参加)
⑥趣味(菜園・ガーデニング等)
⑦断捨離(掃除)
⑧運動(ジョギング等)


といったところでしょうか。
今後、どれが増えていくのか考えてみたいと思います。

①アウトドア(自然に触れる・散歩)

自然に触れる、散歩する、といったことは今後も
増えるでしょう。
そういうのも、理由があります。

それは、パソコンの普及です。
仕事をする、という行動が現在では「黙ってパソコンを打つ」作業に
なりつつあります。

ひたすら黙々と仕事をする企業も多いでしょう。
ネット上で仕事が完結するからです。

そうなると、人は自然を求めるのです。
しかも、お金がかからない。
となると今後も増加傾向にあります。

気軽なアウトドアも含めて周辺の業界は伸びていくと予想しています。

②インドア(映画等)

インドアはどうでしょうか。
映画、ドラマなどの動画が見放題もしくは無料になっています。
そのため家でお金をかけずに過ごすことが簡単になりました。
スマホひとつで可能です。

家でまったり、ということが完結できるようになっているのが
最近の特徴です。
わざわざ映画DVDレンタルのために外に出る必要もないのです。

このインドアを支持する層がいます。
特に男性に多いのです。
休みの日ぐらいは、「家でくつろぎたい層」が一定の割合でいるのです。
その層が増加するのかどうか。
個人的には、増加すると見ています。

③公共施設

公共施設は無料。
そのため活用している人は多い。
特に図書館はその典型でしょう。

ただ、イメージとしてはシニアに方が毎日通っているような
イメージがあります。
もしくは、休日などはお子さん連れが多い印象があるでしょう。
それほど、急激に増えるとは思えません。
節約指向の人が増えれば増加すると考えています。

④料理(調理)

家で調理をする。
調理を楽しむ。
ゆっくり時間をかけてつくる。

こうした時間は楽しいものですが、ここに時間をかけようと
すると逆に費用がかかることもあります。

こだわりの食材を購入することもあり、お金をかけない
内容ではなくなるような気がします。

⑤イベント参加(無料参加)

無料のイベントへ参加すること。
これはイベントの数が増えると思っています。

Facebookの普及とともにイベントの数が増えたのを
実感しています。

そうなるとイベントを探すのも容易になり、参加する
層は増えています。

今後、景気動向によってはさらに増加していくと思われます。

⑥趣味(菜園・ガーデニング等)

ガーデニングなどの趣味は、調理と同じでお金をかけずに
という主旨の内容ではありません。

どうしても費用がかかってきます。
そのため、お金をかけずにという主旨で広がるとは想像できません。
野菜をつくる、といった内容は増えると思います。
あくまでもそれは節約が目的になります。

⑦断捨離(掃除)

断捨離は増えるでしょう。
いらないモノを見極めて捨てる。
この捨てることが今では再利用してもらう方向へと
転換しています。
メルカリなどのサービスを用いて販売できるからです。
これは少額ながらお金が入ってくるメリットがあります。
お金をかけずに掃除をしながら、さらにお金が入ってくる。
しかも捨てるのではなくて、不要なモノを再利用してもらう。
満足度も高いです。
これは今後も増えるでしょう。
特にシニアの方がその点に気がついているのが最近の特徴です。

⑧運動(ジョギング等)

ジョギングはある一定の層の方が熱心です。
「健康的」という印象が加わるので、お金がかからず
健康になるという目的であれば増えるような気がします。

しかし、場所、天候など制約があるので、一気に増えるのかは
疑問が残ります。

まとめ

このように、「お金をかけず」という視点で見ていくと
わかることがあります。

ライトなアウトドアは、今後も見通しが明るいのではないでしょうか。
まわりの人を見て、この辺りの感覚がどのように変わっていくのかを
今後も見ていきたいと思います。