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~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆

住居は変わるのか

生活と切り離せないのが住居。
住居によって生活が変わる。
大きく変わる。
そう考えています。

振り返れば10回以上の引っ越しを重ね、アパート、戸建て、
マンション、ウィークリーなどすべてを体験してきました。
最初の仕事が住宅だったので関心は高いです。

今後の住居というのはまだ種類が増えるのでしょうか。
そんなことを思い浮かんだので住居の種類というのを
詳しく見てみたいと思います。

町並み

シェアハウスが増えてきた

この10年間程度でシェアハウスが増えてきたと
感じています。

知人が住んでいるシェアハウスに用事のついでに見学した
ことがあります。

もともと社員寮だった建物。
単身世帯専用だったので、部屋はワンルーム。
洗面などは共用で各階に設置してありました。

キッチン、ダイニング、くつろぎスペースは
大きく設けてあり、1箇所だけでしたが充実した
設備だったと記憶しています。

他にもミニシアタールームなどもあり大型シェアハウス
ならではの設定でした。

このシェアハウスは管理会社があり、その管理会社の
スタッフが住人として住んでいたのが特徴です。

シェアハウスで問題があればすぐわかりますし、住人も
連絡を取りやすい環境をつくっています。

シェアハウスは5万円程度の家賃設定が多いと感じています。
通常都内だと10万円前後の家賃でワンルームになるので
半額といったところでしょうか。

コレクティブハウスというジャンル

シェアハウスと似たような概念ですが若干違う種類の住居に
【コレクティブ ハウス】collective housing
があります。

「コレクティブ(collective)」という単語は「共同の、集団的な」という
意味で共同生活をする住居になります。

コレクティブハウスはシェアハウスと違って、各戸に洗面、浴室、
キッチンが設置されています。
生活は各戸で完結しているのが特徴。

それ以外に、共有スペースが広く設けてあるのがコレクティブ ハウス
なのです。
共有スペースとは、食堂であったり、育児室などです。

【出典】
https://chc.or.jp/collective/faq.html

collective housing

コレクティブ ハウスの発想は新しい?

コレクティブ ハウスの発想は新しいのでしょうか。
日本では長屋という住居の種類があります。
建築基準法でも定められており、つながった住居群という
形式です。

各戸は独立した設備を有していますが、くっついているので
ひとつの家。

共有スペースはないので、厳密に言えばコレクティブ ハウスでは
ありませんが、発想は似ているように感じます。

今後コレクティブ ハウスは増える?

プライバシーを確保しつつ、共同生活のような形式である
コレクティブ ハウスは今後増えるのでしょうか。

個人的な見解として、増えると予想しています。
高齢者が増えるほど、こうした住居のニーズは高まるのでは
ないでしょうか。
共有スペースがある住居なら安心ですし、コミュニケーションも
増えるからです。

ただ、オーナー(大家)となる人たちは、効率のわるいビジネスに
見えるかもしれません。
(投資対利益率)

そこが拡大へのネックになるでしょう。
ただ、空き家問題が増えてくれば、こうしたコレクティブ ハウスも
空き家活用として活路を見出す可能性もあります。

まとめ

住居の種類はライフスタイルの種類によって増えていきます。
今後は、増加傾向でしょう。
ライフスタイルが多様化しているからです。

そこに新しいジャンルが生まれていきます。
ジャンルの創造です。
住居はこれから新しいジャンルがまだ増える余地があります。
その新しいジャンルを見つけていきたいところです。