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~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆

書籍は読むから聴くへ

書籍は読み物でした。
今後は読むだけではないようです。
「書籍を聴く」という流れが来るようです。

日本ではまだ普及していませんが、海外を見ると
徐々に広がりつつあるようです。

スマホの中には、画面読み上げ機能があり、書籍を
読み上げることが可能になっています。
https://support.apple.com/ja-jp/guide/iphone/iph96b214f0/ios
それを利用する方法もありますが、書籍販売の中に
「オーディオブック」というジャンルが新しく広がって
いるのです。

Scribd

米国の会社Scribd(スクライブド)社。
https://www.scribd.com/

電子書籍、オーディオブックを提供している会社です。
競合先はAmazon(アマゾン)。
ここが、定額で電子書籍読み放題、オーディオブック聴き放題を
提供しているのです。

定額会員は
・月額8.99米ドル
だけ。
日本円で月額約1,000円で利用できるのです。
別名「本のためのネットフリックス」と呼ばれているようです。

sky
photo by fujiwara takeyoshi

読書は耳から

オーディオブックのように書籍を音声で読むというのは
体験すると便利さに気が付きます。

読書はある程度、目を使い、頭を使うので労力がかかる
作業のひとつです。
そのため、読書が習慣化するのにハードルがあるのは事実。

それが、耳から読むという体験になるとハードルが下がるのです。
目を使って読み取る作業より、耳から入るほうが労力が
少ないからでしょう。
耳で読むほうが楽なのです。

ただ、今までオーディオブックを体験したことがない人に
とっては未体験ゾーンなので普及には時間がかかるでしょう。

時間はかかるが着実に普及する分野なので、シニア化する
日本では有望なジャンルになるかもしれません。

新しいマーケットが広がる可能性が高いのです。

朝焼け
photo by fujiwara takeyoshi

あらゆるコンテンツは音声化されていく

気が付いている人はまだ少ないと思いますが、書籍などの
コンテンツはすべて音声化、映像化されていきます。

自動で音声化できる技術のレベルが上がれば、本人が
話しているかのごとく音声化できると予想しています。

そうなると、コンテンツを保有している人ほどメリットが
出てくると感じます。

まとめ

こうしてオーディオブックのジャンルを考えてみると
新しいマーケットが広がりそうです。

「耳で読む」という体験が広がると新しい読者層が
広がるということです。

ここに出版社が気がつけば新しい顧客を創造できるはず。
市場は縮小しているのではなく、新しい読み方へと移動
しているだけだと感じています。