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~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆

減ったよね

「減ったよね」
「今年からやめた」
「実は高齢の方だけに出しています」

年賀状が減っています。
減り続けています。
まわりを見てもそう感じます。
「減ったよね」が年始の挨拶にもなっているような
感じがします。
わたしも減りました。

実際、どれくらい減っているのでしょうか。
実態を見ながら考察してみます。

年賀状発行枚数

2020年用の年賀状発行枚数は
23億5,000万枚
でした。
前年比2%減
発行枚数の減少は9年連続

ピークは2003年の44億5,000万枚
ピークと比較すると2020年の発行枚数は
実に52%しかない。
半減しています。

元旦に届くのは何通?

2020年の元旦に配達された年賀状(年賀郵便物)数は
約13億通
でした。
https://meti-journal.jp/p/9162-2/

一人あたりの平均は約10通
仕事関係の年賀状が含まれていると考えると実際には
個人が受け取る年賀状はその半分以下になるのでは
ないでしょうか。

また年賀状をやめる人は枚数ゼロにしますから、平均が10通
ということは、実際は半数以下になるのが普通です。

ネットで年賀状

ネットから年賀状を送付できるサービスは
少しずつですが広がっています。
たとえば、ウェブポ。https://webpo.jp/

サービスを提供しているのは
富士フイルムイメージングシステムズ株式会社。
http://ffis.fujifilm.co.jp/

使っている人から紹介されましたが、まだ
使ったことはありません。
まわりでも同様なサービスを利用している人が
いました。
印刷→投函まで行ってくれるネットサービスです。
それは印刷会社が請け負っているサービスでした。

今後はどうしても必要な年賀状だけ残る、そして
ネット完結型の年賀状サービスへと移行するように
なると予測しています。

まとめ

年賀状は文化。
年始のあいさつ。
これも、常時つながることができる現在では
価値が薄れています。

年賀状でしかあいさつできない人がいないからです。
文化としては残っても、年賀状というツールは減少し
新しいツールで文化を継承することになるのは
当然の流れかもしれません。

【雑感】
下記動画は中国上海のニューイヤー。
ドローンで描いています。
2,000台投入。
映像でこのクオリティなので実際に見れば
さらに立体的に見えるのでしょう。
こうしたドローンの同期技術はまだ日本では
目にしたことがありません。
東京オリンピックで初披露になるのでしょうか。