fjコンサルタンツ 経営情報Blog

〜隠れた事実を見抜き、現場を変え、経営の壁を超える。経営者の思考法 経営の展開図を公開〜

リスクの感じ方で行動を変える人、買えない人

ビール

【fjconsultants365日Blog:4,077投稿目】
~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆

自粛の中、活況のお店もある

コロナウイルスの影響でコロナビールが売れていない。
そんな噂を耳にします。
(メーカーは反論している)
しかし、コロナウイルスのおかげでコロナビールの
ウェブサイトはアクセスが急増しています。

Facebookにもコロナビールの写真をアップしながら
街にも店にも人影少ない、とコメントする人がいました。
送迎会シーズンの時期で自粛。
予約はキャンセルばかり。
北海道では「緊急事態宣言」発令。

そんな中、ある関東エリアでは、
「予約なしでは今は入れません、満員です」
「カウンターなら空いてますが」
と活況のお店(飲食店)もありました。

賑わっていますね、とスタッフの方に質問すると
「そうは言っても、いつもよりは少ないですよ」
という返答。
回転率は芳しくないようです。

顧客の状況を見てわかったことがあります。

ビール

人が感じるリスクは差がある

コロナウイルスに対して感じるリスクには差があります。
高齢、持病がある方は、コロナウイルスにかかりたくないと
感じているでしょう。
リスクが高いと感じているのです。

その反面、外出している人たちはリスクが少ないととらえて
いるようです。
その人たちは、次のような層だと感じました。(顧客層)

  • 20代、30代前半まで男女
  • グループ会食
  • ペア会食

この層の人たちがリスクを低く見ているのは
次のような考えがあるからだと予測しています。

  • コロナウイルスにかかり自宅待機でも大丈夫な人
    (大丈夫だと思っている人)
  • コロナウイルスは大したことないと考えている人
  • 騒ぎ過ぎと感じている人
  • コロナウイルスについてよく知らない人
  • 自分はかからないと思っている人

根拠があるのです。
リスクを低く見積もる根拠です。

今回のコロナウイルスについては個人の判断で行動を
決められる段階。
だから差があるのは当然です。

街

認知的不協和

閑散としている中に活況なお店があると、そのお店にも
注目がいきますが、そこに来ている人にも興味があります。

リスクを取って来店しているのだろうか、単にリスクを
感じていないのか。
そこが知りたいです。

「認知的不協和」という言葉があります。
自分の中に矛盾する認知を同時に抱える状態のことを言います。

今回のことでたとえるならば
「コロナウイルスが拡大しているから外出を控えるべき」
といった認知と
「(外出を控えるべきとわかっていながら)外出している自分」
という認知を同時に抱えているのです。

このとき、自己解釈をしていきます。
・自分はかからない
・外出しているが感染しない場所を選んでいる
・誘われたから仕方がない
・仕事だから
と自己弁護をはじめます。

だから外出が可能になるのです。

まとめ

人は感じるリスクの大きさで行動を制限します。
小さければ行動を変えることはありません。
今までと同じ行動になるだけです。

今回、リスクの感じ方による行動の差を感じました。
リスクを大きく感じている人は次のような行動に出ています。

スーパー、ドラッグストアでは、ティッシュペーパー、
トイレットペーパーが品切れ。
備蓄品を大量購入する人。
都心部から脱出している人。
家から出ない人。

その一方で生活の行動が変わらない人もいる。
今はその段階なのです。

3月は、両極に分かれていた行動パターンが、一斉に同じ方向に
向くかもしれません。
それは時が経てばわかると思います。