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~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆

持たない経営とか

今後話題になるキーワードを考えています。
経営については
【持たない経営】
というキーワードが再熱するのではないでしょうか。

新型コロナウイルスによって
所有するリスク
を感じる経営者が増えたのではないかと予測して
いるのです。

できれば身軽になりたい、身軽にしておきたい、と
考える経営者が増えているのです。

そんな時期なので、
持たない経営持たざる経営
について考えてみたいと思います。

そもそも持たない経営はいつから

【持たない経営】というキーワードがはじめて
出てきたのは1990年代からです。

20年以上前からあるコトバです。
その当時は現在とは状況が違い、流行りはアウト
ソーシング
でした。

たとえば、製造業で工場をアウトソーシングする
といったファブレスが広まっていたのです。

製造業なのに工場を持たない。
目的は強みである開発やブランディングに集中する
ため
です。

強みに集中するための、持たない経営だったのです。

数年ごとに再熱

持たない経営は、その後も不景気ごとに
耳に入ってくるキーワードとして記憶しています。

不景気のときは、抱えている固定費を減らすため
【持たない経営】というキーワードが使われる
ようになっています。

例えば、貸し会議室という業界は、オフィス面積を
減らしたい企業のニーズとマッチして広がってきた
業界です。

大手の株式会社ティーケーピー(TKP)は創業が
2005年で、時流に乗って急成長しました。

今回の新型コロナウイルスでも形は違いますが
持たない経営という内容が発生するのではないで
しょうか。

今回の特徴は具体的に

持たない経営

・オフィス持たない
・会議場所持たない
・ハンコ持たない
・紙書類持たない
・対面機会持たない
・出張機会持たない

といった点が変化としてあげられます。
他にも細かいところを考えればさらに持たない部分が
出てくると予想していますが、以前の不景気の状況とは
違う景色です。

まとめ

完璧な「持たない経営」は理想です。
現実的ではないのかもしれません。

しかし、部分的に持たない経営を考えるタイミング
なのかもしれません。

持たない経営を考えるとき、【将来価値】で判断すれば
いいのではないでしょうか。

【これから先、どれだけ利益貢献をするのか?】

だけを考えてみる手法です。
オフィスも会社によっては利益を生み出します。
一概に不要だとは思いません。

しかし、オフィスを見渡すと利益を生み出さない
面積があるかもしれないのです。

そうした利益を生み出さない余剰を見つめ直す
機会と捉えればいいのではないでしょうか。
そんなタイミングだと感じます。