【fjconsultants365日Blog:4,238投稿目】
~経営には優先順位がある~fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

許される、許されない

昨日の都心は閑散としていました。
JRのみどりの窓口も人が並んでおらず、例年の観光客
が見当たりません。

道路が閑散とするのは例年のことですが、鉄道が閑散
としていると人の動きがないのを実感します。

都心の人気スポットでも人通りはなく寂しい感じが
します。

今の時期、人は特定のエリアには集中しているので
しょう。

オープンエアーな場所に集中していますが、これを
言い換えすると
『許される場所』
とでも言えばいいでしょうか。

もし誰かに会っても「言い訳できる」場所。
そこがキーワードのように感じます。

行動するにも「言い訳」しながら行動しなければな
らない。
そんな状況であり、まさしく相互監視の戦時中に見
えなくもありません。

人は自由を求める存在なので、この状態はストレス
を蓄積するだけです。

ストレスの発散やメンタルコントロールは、今後の
必須のスキルになるでしょう。
メンタルの安定性が求められています。

メンタルの相談

メンタルの相談、増えています。
専門家の方もそのように言っておりました。

病んでいる、という表現で片付けられる内容ではあ
りません。

メンタルの相談が増えている理由を想像してみると、
今までもストレスがあったが臨界点を超えることは
なかった。
それがコロナストレスが追加されることでストレス
耐性の限界を超えてしまった
、と予想しています。

要因はひとつなのか?

「これ以上ガマンできない」と思うのは複数の複合
的な要因ですが、最後に臨界点を超えさせた事象ば
かり語られてしまいます。

その一点だけが要因として語られていますが、その
まま受け取っていいのでしょうか。
他にも原因がないのだろうか?

そこからいつもスタートしたいと思っています。
なぜなら、解決へのプロセスを見誤るからです。
慎重に捉えていきたい部分です。

そもそもストレスをためない

ネットの普及、スマホの普及で便利になりました。
しかし、「生きやすい世の中」ではなさそうです。

なにかおかしい。
便利になって、人とは繋がりやすくなったはずですが、
「生きにくい」世の中がクローズアップされています。
「生きづらい」と表現されてもいます。
どうしてでしょうか?

そもそもストレスがない世界に進化するはずなのに、
ストレスは増えている。

ストレスの原因を探りながら、そもそもストレスを
ためない方向を考えてみたいと思います。

ストレスが増える要因

生きにくいのは評価が数値化されたからです。
曖昧だったものがデジタル化、明確化されたのでス
トレスが増えるのです。

特に仕事以外の領域でも数値化され目に入ってくる
ようになったのが原因のひとつだと考えています。

ようするに、
・明確化されて便利になる部分
・明確になるとストレスがたまる部分

があるのです。

たとえば、友人の数がSNSでわかります。
友人の数が多い方が優越感があります。
「いいね」の数が評価のように感じてしまいます。

仕事以外のプライベートでも比較できる領域が目に
入ってきてしまうのです。

しかし、友人の数と本人の幸せはどこまで関連性が
あるのでしょうか。
SNSの友人が多い人が100%幸せ、とは言い切れな
いと思います。

むしろ全力で支援してくれる人が1人、2人、3人、、、
といてくれた方が幸せを感じる場合もあります。

数値も大切、他も大切

数値化されて便利になりますが、それがすべてでは
ありません。
それだけを求めてもいけません。

なぜなら、成功は数値で感じられますが、幸せは数
値化できないのです。

ヒトが複雑系な所以はこの部分にあります。
お金があると安心感は出ますが、幸せは保証されま
せん。

ないよりはあった方がいいが、あるからといって約
束されるものでもないのです。

まとめ

仕事は数値を追い求める存在ですが、それだけで
一人ひとりの人生が決まるわけでもありません。

個人のゴールは、それぞれが設定するのですが、
数値だけを追い求めると行き詰まる。
数値から逃げると社会から遠ざかる感じがする。

だから、
バランス良く、数の領域とそれ以外の領域を考え
ていくとストレスは減ります。

下記書籍『ぜんぶ、すてれば』を参考にしてください。
詳しくは語りません。