スキマ時間に読める経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジfrom2011

スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための経営情報Web Magazineファースト・ジャッジfrom2011

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change in direction

未来へのシフト、ここも方向転換か

AppleがEV開発を中断しAIにリソースをシフトしました。SiriとChatGPTの連携の噂がありますが、公式発表はなし。一方で、VRゴーグル「Appleビジョンプロ」の発売に注力。次はどうなるのか。企業は経営資源の配置と将来予測で成功を左右し、Appleの戦略転換はテクノロジートレンドの変化を反映しています。タイミングは欠かせないですね。
open office

『さん付け』で変わるのか企業文化、その導入理由とは

大手ハウスメーカーが「さん付け」呼び方を導入し、伝統的な企業文化に変革をもたらしました。この試みは、従業員間のコミュニケーションを促進し、オープンな職場環境を作ることを目指しています。上下関係の厳しいJTC(ジャパニーズ・トラディショナル・カンパニー)に対する一石を投じ、企業不祥事の予防にもつながると期待されています。この動きが他の企業や業界にも広がることが予想されます。
buildings

史上最高だが結局は国際比較で浮き彫りになる成長の停滞

日本の日経平均株価が1989年の最高記録を2024年に更新しましたが、この成果が他国と比較してどう見えるかは、比較の対象によって異なります。1989年から現在までの株価の伸びを見ると、米国ダウ平均は14倍、英国FTSE100は3倍、ドイツDAXは9倍、中国上海総合指数は29倍、韓国総合指数は3倍に対し、日本日経平均は1倍にとどまっています。これは、日本の株価が他国と比較して大きな成長を遂げていないことを示しています。しかし、これが遅れてきた成長であれば、今後の伸びによって他国と同じレベルに達する可能性もあります。一方、国内だけを見れば、新記録達成は素晴らしい成果と言えますが、多面的な視点で他国と比較すると、成長の遅れが明らかになります。日本の今後の展望は、こうした多面的な評価に基づいてシナリオを描いていくことになるでしょう。
bank

株式市場新記録と信用組合公的資金注入が同日

2024年2月22日、日本の株式市場は記録的高値を更新し、経済の楽観主義が高まりました。同日、4つの信用組合への公的資金注入が報じられ、金融システムの脆弱性が示されました。これらの出来事は、成長と課題が共存する日本経済の現状を浮き彫りにしています。注目すべきポイントです。
he Bank of Japan

インフレ時代の幕開けによって企業のインフレ耐性が問われます

日銀総裁が「インフレの状態にある」と公に認めたことで、日本経済が新たなインフレ局面に入ったことが示されました。これまでの慎重な姿勢から転換し、物価上昇の持続性と春の賃上げの進展を背景にインフレを認めたのです。この状況変化を受けて、企業はインフレ耐性を高めることが急務とされ、価格転嫁能力の強化やコスト管理の徹底など、適応策が求められています。
leader

リーダーはチームの状況変化にも適切に対応する

状況が急変するとき、リーダーの実力が問われます。リーダーはチームの不安を解消し、ポジティブな方向に導く重要な役割を担います。このプロセスには、情報の透明化と共有、メンバーへの寄り添い、ゆるやかにポジティブな雰囲気の醸成、そしてコミュニケーションの機会の増加などを取り組むことになります。そこからです。
consumption

即時満足の罠なのか、米国若者の破滅的消費文化

米国で注目:破滅的消費は、自分の経済的能力を超えた消費や、将来の安定性を犠牲にして現在の楽しみを優先する傾向です。背景には、経済的不安定性、即時の満足を求める文化、ソーシャルメディアの影響などがあります。これらの要因は、過剰消費、貯蓄の欠如、精神的な健康の損なわれ、持続可能でない生活様式の促進など、個人的および社会的な問題を引き起こしています