【fjコンサルタンツ365日Blog:3556投稿目】fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

プロセス

反応、手応えがないから止めてしまうという現象

「どうして止まったの?」

とミーティングで確認する場面がありました。

せっかくはじめた新しい取組みをフェードアウト

させてしまっていたからです。

最初はリーダーが

・これやろう

とはじめたのですが、ルーチンワークが忙しく

なると新しい取組みは優先順位が低くなります。

そして誰もが気が付かなくなるか、気付いていても

だれも言い出さなくなるのです。

こうしたフェードアウト現象は、今までの中で

普通に起こる現象として認識しています。

「決まりをつくりたいのではないのです。

仕組みを動かしたいだけなのです」

と言い続けた場面もあります。

うまくいかないことがあると、改善策を

練ったり決めたりします。

しかし、その改善策が実行され続けなければ

意味がありません。

改善策をつくった段階で満足してしまうことが

多い組織も見受けられます。

この現象は会社規模に関わらず発生する

事象だと感じています。

反応が起こるまでのプロセスを知らないだけ

「結果が出るまでやり続ける」「成功するまで

続けること」といったことは正しいことですが

到達したことがない人にとっては

・結果論

にしか見えません。

もう少しやればいいのに、と到達者の人は先が

見えています。

この「もう少し」の差が見えるのか、見えているのかで

大きな違いを生むと感じています。

どんなプロセスを知っておく必要があるのか

では、反応がある、手応えがある段階までにどのような

プロセスがあるのでしょうか。

通常だと

・2〜3回

同じことを行ったら手応えや反応を期待する

でしょう。

我慢したり、頑張ったところで

・5回

程度ではないでしょうか。

この程度では、結果が出ることは確率論的に

まずありません。

それで結果が出たときは、逆に運が良すぎると

疑ったほうがいいくらいです。

実は、この先に実は分岐点があるのです。

同じことを6回7回と続けることで結果が

出てくるわけです。

「もうダメだな」

「反応がないなあ」

「手応えを感じません」

という段階に来たら立ち止まって冷静に

考えることです。

自分がダメだと感じたということは、同じことを

している人たちも皆、ダメだと感じているだろう。

だからこそ、自分だけがこの先に行く、進むと

思うことです。

この先は、やっても結果が出るかはわからない。

でも、「結果が出るかもしれない」。

そんな感覚が意図する結果へと導いてくれるのです。

この壁を超えた人たちは

「これ以上進まないと思ったところからワクワクする」

と言います。

変な言い方ですが、同じことをしている人たちが

皆諦めるので、この先のプロセスを独占できることを

予想できるからです。

独り占めできるので楽しさが出てくるのです。

何の確信もなければ、ゴール地点も見えません。

しかし、楽しさが湧き出てくる感覚なのです。

目標達成というのは、達成するまで手応えなんて

ないのが普通です。

反応がほとんどない状態が続くことも普通です。

しかし、その先に結果が待ち受けているのも

普通です。

この差を感じられるようになるために

プロセスを知っておくことだと感じます。