AIで売上増

Posted by 藤原毅芳 fujiwara takeyoshi | ニュースから企業経営のヒント,最先端情報に触れる | 月曜日 1 10月 2018 6:08 AM

【fjコンサルタンツ365日Blog:3568投稿目】

タクシー

タクシー会社で効果あり人工知能AI

人工知能AIがトレンドキーワードになって

時間が経ちますが企業業績に貢献している

という話はまだ少ないと感じています。

 

人工知能AIを導入する、搭載する、という

話ばかりで成果が出ているのかがまだ

検証できるほどの実績が出ていないと

感じています。

 

そんな中でタクシー会社でひとつの

事例が出てきました。

 

人工知能AIを導入したのは

東京無線タクシー。

http://www.tokyomusen.or.jp/

 

導入内容は、

・30分後の需要をエリアごとに表示

するシステムです。

 

たとえば遠距離のお客様を降ろした後

空車で戻る時に、どこのエリアに寄れば

お客様がいるのかを指示してくれるのです。

https://www.nttdocomo.co.jp/biz/service/aitaxi/

 

これにより実車率が3%上昇。

特に新人ドライバーは効果が大きかった

そうです。

 

新人の売上が1日あたり3000円〜4000円の

アップになったということです。

 

検証期間は4ヶ月。

実際のタクシー総台数3760台のうち

1350台に人工知能AIを搭載して検証した

結果です。

 

これによりこのタクシー会社は全台数で

人工知能AIを利用することになりました。

 

タクシー業界は、ドライバーの環境整備の

ためにカーナビゲーションを導入したり

して改善に努めてきました。

 

そのため女性ドライバーの増加にも

つながっています。

 

経験値がなくても一定以上の成果を出せる

環境が整備されつつあるともいえます。

 

今回の人工知能AIはモバイル空間統計

今回のAIタクシーはNTTドコモが提供しています。

具体的には「モバイル空間統計リアル版」を

利用しています。

https://www.nttdocomo.co.jp/corporate/disclosure/mobile_spatial_statistics/

 

誰が(年齢層、性別)、どのエリアに

何人いるのかをリアルタイムでわかる

仕組みです。

 

ドコモは携帯電話の利用状況をリアルタイムに

つかんでいるので、その情報を利用して

いることになります。

 

グラフ化すると下記のような感じに表示されます。

 

このリアルタイムなモバイル空間統計と

タクシー運行データを組み合わせて

30分後の需要を予測しているのです。

 

タクシードライバーには、地図上に

各エリアに区切って「数値」が表示

されます。

 

需要が多い場所(数値が大きい場所)に

行けば実車率が高まるということです。

 

今までは経験値やドライバーのリサーチに

よって差がありました。

 

優秀なタクシードライバーは、

・とにかく流す(距離を走ってお客様を探す)

・エリアのイベントを確認する

などの努力をして成績アップをしています。

 

そんな経験値を必要としない仕組みになる

ということです。

 

こうした職人技が人工知能では標準化

されると一気に成果が出ます。

 

このタクシー会社も想像以上の結果が出たので

全車導入となったと思われます。

 

人工知能AIの成果を今後も集めながら

どの分野、どの条件、どの環境によって

成果が出やすいのかを見極めていきたいところです。

【出典】

https://swri.jp/article/425