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~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆

9割で減速

「世界の9割で景気が減速」
という記事が出ていました。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51023690W9A011C1FF2000/

発表したのは、IMF(国際通貨基金)のエコノミスト。
世界の9割といえば、ほとんど全部。
すべてのエリアで景気にブレーキがかかっているという
数値が出ているのです。

具体的には、経済成長率。
これが現在は3.0%。
2.5%を下回ると、景気後退に突入したと言えるレベル。
その値に近づいているということです。

世界経済は自国だけで成立しておらず貿易が絡みます。
その貿易が米中がきっかけで滞っているのです。

また、ヨーロッパでは他の事も心配されています。

夕日

ブレグジットBrexit

イギリスのEU離脱をブレグジットと呼んでいます。
このブレグジットが景気後退の引き金になるのでは
ないかと感じています。

今月末(10/31)にイギリスの欧州連合離脱が正式に
決まるかがカギになるかもしれないのです。

EU離脱協定がそろそろ合意するかも、という報道も
出ています。
合意されたら、次のステージが待っているような気が
するのです。

このブレグジットは、どの国にメリットがあるのか?
もちろんイギリスにメリットがあります。
というのも、EUには隠れたマイナス(不良債権)がある
と言われているからです。

最近話題になるのがドイツ銀行。
破綻するとまで言われています。
こうしたマイナスが一気に出てくるのが、ブレグジット後
ではないかと予想しています。

イギリスはEUのマイナスによる影響を受けたくないのでは
ないでしょうか。
かなり強引にEU離脱を進めている印象を持つのは私だけ
ではないでしょう。

その裏には、どうしてもEUから抜けたい理由があると
考えています。

人影

どちらにしても

どちらにしても、景気は上がれば下がるだけ。
いつになるかは正確にわからなくても、下がる局面は
定期的に訪れます。

そのときに、何をするのか。
それを決めておけばいいだけです。

いわゆる防災対策と同じ。
景気も下がる局面では、経営の方向転換をしなければ
ならない部分もあるということです。

資金対策

経営においては資金対策は準備しておきたい部分です。
手元資金、流動性資金の確保です。

資金を余分に確保しておくこと。
もしくは、換金できる資産を現状確認しておくこと。

あとはシミュレーションをすることで安心できます。
「まさか」という事態になったときに「想定外です」と
言いたくないだけです。

何にでも対応できる臨機応変さ、フットワークの軽さを
日頃から鍛えておきたいところです。

まとめ

景気後退のスタートは秋から年末に発生すると言われています。
なぜか過去を振り返ると株価のピークや、破綻などの事象は
秋から年末に集中しています。

歴史は繰り返すと言いますが、今年はそんな年になるので
しょうか。