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ビジネスでは顧客の体感が季節時期を決めている

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~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆

夏日は増えているのか

秋になっても暑い日があり、地球は温暖化しているのでは
と感じます。
実際に夏を感じる日数は変化しているのでしょうか。
夏の期間はいつから、いつまでなのか?
と考えさせられます。

そんな夏の期間:体感調査が公開されています。

調査したのは空調機メーカーのダイキン工業株式会社。
調査名は「令和元年 東京の夏の空気感調査」です。
https://www.daikin.co.jp/air/life/survey/vol25/index.html?ID=air_life_survey

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体感調査結果

体感調査はあくまでも「体感」なので科学的根拠は
ありません。

なんとなく、「そう感じている」ことを質問しています。
夏日に関しては、
・自分が10歳の頃は夏はいつからいつまでか?
・現在の夏は何月から何月までなのか?
という質問内容です。
その結果は下記のようになっています。

令和元年 東京の夏の空気感調査

今から50年前と比較して現在の夏期間は2倍
になっています。

50日から100日へと増えているのです。

令和元年 東京の夏の空気感調査

夏のはじまりについて↑。

夏の始まりは以前は6月下旬でした。
これが今では、5月から夏を感じる人が増えているのです。
ゆるやかに夏がはじまる。
だらだらと夏がスタートしている、
という表現になるでしょうか。

令和元年 東京の夏の空気感調査

夏の終わりはどうなのでしょうか↑。

夏の終りというのは、以前は8月でほぼ終わっていました。
9月になると秋らしい季節へと変化していたのです。

しかし現在はそうではありません。
約1ヶ月ほど延びて9月下旬が夏の終りという感覚に
なっているのです。
中には10月が夏の終りとなっています。

夏日が増えると増えるもの

こうした夏日の違いはビジネスにも影響を与えています。
夏に売れる商品は夏日が増えるほど売れ行きは右肩上がり。

たとえば、スポーツ飲料の部類。
スポーツ飲料に加え、スポーツゼリー飲料などは夏日が増える
ことで売上が増えていきます。

空調(エアコン)も売れ行きは上がります。
空調を使う日数が増えるほど、稼働率が上がり寿命も短くなる
傾向にあるでしょう。
もしくは、光熱費が上がるため、省エネタイプへと切り替え需要が
増えていくのです。

夏日が増えると減るもの

逆に夏日が増えると減るものもあります。
クールビスが提唱されて定着した感があります。
スーツ族のノーネクタイが当たり前になってきました。
年間の半分近くがノーネクタイ期間となっているからです。

そうなると、
・ネクタイ
の販売量は減少。
またスーツのジャケット(上着)も着る機会が減りました。

ビジネス用のアパレル会社が苦戦している理由は、夏日増加に
よるスーツ着用期間の減少が原因のひとつなのです。

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まとめ

季節商戦の時期がずれてきている、という話は
前から出ていました。

これが夏日だけ見ても「体験」レベルで大きく変化している
ことがわかります。

これ、重要なことです。
夏の気温がどうなのか?ではなく、体感レベルでどう感じるか
なのです。

9月、10月になっても夏日が2日間続くだけで、まだ夏が続いて
いるように感じるのです。
そのように感じる人が増えるのです。

その点をノウハウ化して、小売、通販、メーカーなどは調整を
する必要があるということです。